9人の一般質問が終わり、舞台は常任委員会へと移ります。重要案件はそれほど多いわけではありませんが、12億4千万円におよぶ補正予算の審議があります。ほとんどが国の補正予算に係わる国庫補助金に絡むものですが、法人市民税の返還による2億4千万あまりの補正も含まれています。
来年は更に財政収入が厳しくなるとの事、また、政権交代による影響や県財政の悪化によるしわ寄せ等、可児市の財政状況も相当厳しくなることが予想されますが、そこで一番の犠牲者は公共事業(投資的事業)です。
本市のインフラ整備は、未だ道半ばと思っている市民は少なくはないとは思いますが・・・・
12月議会からは、徹底的に行政運営の効率化と無駄について議論して行きたいと思います。市民に対し「夢を与えてやっている」と言うような上から目線の考えを持つ行政運営に対しては断固対立しなければなりません。それが議員の職務ですからね!
名鉄広見線(新可児−御嵩間)に対する存続に対する処置として、3年間で9千万円の債務負担行為の補正が即決で上程されます。前にも報告しましたが御嵩町が年間7千万、可児市が3千万の計1億円を平成22年から24年までの3年間負担し運行を継続するものです。しかし、そこから先は完全に不透明で、廃線の議論になる事は目に見えています。
今を例えるならば、たとえは良くないですが、生命維持装置を付けて3年間は生き延びることが出来ただけで、3年後はその装置を付け続けるか、取り外すかの議論しか残されていないと言う事です。人口減少、景気悪化、少子化のなかで、7キロ強の運行距離しか持たない路線、合わせてスイッチバック形式の路線では、経営努力をしようにもその術が見つからないのが実態です。
ここを守り切れない場合は広見線本線にも影響を及ぼす事になりかねません。市民全体での公共交通の利用を促進すべく手だてを考えていかなければなりませんね!アーラの運営経費もそうですが、数値目標をしっかり立てて市民に示し、その信を問う事が行政の役目だと思います。
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