ひまわりのたね通信

平均点で満足していて大丈夫?

 これといって特徴があるまちではない可児市、今日建設経済委員会で協議した地球温暖化対策実行計画も総合計画にしても、「可児市はこれだ!」と訴えるものもなく、計画を立てる事が目的化し、どこのまちでも通用するような内容のものになり、言葉は悪いですが私達が(民間)よく使う言葉で表すと「やっつけ仕事」ということになります。

 行政が作る政策がどこの自治体でもやっているのと同じもので、平均的に間違ったものでなければそれでいい!と、取れる内容のものであるならば、何も無駄な税金や時間を使って作る必要もなく、マニュアルに沿ってつじつまを合わせながら作れば、どこの自治体でもそれなりの物が作れるのではないでしょうか・・・・

 偉そうに言っても、残念ながら今の可児市議会にその対案を作る意欲と資質を持った議員がいない事が問題なのですが・・・・・

 平均点がもらえるまちづくりを確実に行うこともある意味大切な事ですが、それをさらにステップアップさせるのが議会の仕事だと思います。
 執行部が政策をよりよいものにするため議会が議論しなければいけません。それが出来ていなければ、全て執行部が考える平均的な政策ばかりになってしまいます。

 これからの時代、地方分権がさらに進み都市間競争に打ち勝つ自治体を作らなければいけません。今後の議会のたち振る舞いが、そこに大きな影響を与えることを議員は自覚して行動しなければいけません。
 「平均的なまちづくり」それを打破するのは議会の役割なのではないでしょうか!
 
 個性のある、持続可能な行政運営にチャレンジして行かなければいけませんね。
 花フェスタ記念公園の今後についても、積極的な関与とバラ園の存続を強く望みます。(バラ園がなくなるわけではありませんが、現状維持以上の努力をすべきです)可児に無関係な公募による民間事業者の運営で、花フェスタ記念公園が可児の公園として存続出来るのか不安を感じます。
 22haの可児市の財産を無償で提供しているこの公園の運営に、もっと積極的な姿勢で臨んでもらいたいと思います。

コメント

    • 小市民
    • 2010年 4月 30日

    行政が勝つとか負けるとか意味あるのかなぁ・・
    市民に対して適度な市の運営をし、他の市民がうらやむより、可児市に住んでいる市民の満足度を目指してほしい。
    箱物の要る要らない議論より、人間味のある行政を望んでいるんですが・・・それって難しいですよね。

    多数の意見や少数の意見のぶつかり合い。いい意味での討論を市議や行政がしてくれれば、市民は喜んで、納税とボランティアには協力するでしょうね。まぁ、理想論ですが・・・

    現在の市議の任期内ですべての市内の膿を出すのは無理だと思いますが、方向性をしっかり示していただければ、それは今まで無い事なので、市民は応援すると思いますよ。

    国政も市政も有権者の顔色だけを見ないで、人の為の政治をお願いします。

    長々と脈絡の無い文面ですいません

    • 川上ふみひろ
    • 2010年 5月 01日

    小市民さん
    コメント有難うございます

    民間にあって、行政に無いもの一つとして「競争の原理」があります。少子高齢化、人口減少時代に突入する日本の中で、持続可能な行政サービスをどうコントロールするか?超高齢化社会を支えるコア世代をどう取り込むかが、今後の行政運営の大きなカギになるのではないでしょうか。

    >多数の意見や少数の意見のぶつかり合い。いい意味での討論を市議や行政がしてくれれば・・・・・

    残念ながらその仕組みは未だ確立されてはいません。
    議員は一度当選すると、民意を楯に4年間の身分を担保された勘違いし、時には肩で風を切って歩き、時には媚び諂い、せっせと次の選挙の対策に東奔西走する議員。
    議長のイスに対し異常な執着心でなりふり構わず行動する議員。
    まったく理解不能な議員など、目を覆いたくなる部分と、逆に情報公開の推進や、市民目線での議会運営や行政運営を進めたい議員など・・・その点に関しては私自身どうしていいのか分かりません。
    出来れば、その部分の一部でも、市民のみなさんが積極的に関与していただけるとありがたいと思いますが・・・・

    議会改革は議員自らの使命でもありますし、地域の発展のためでもあります。(いつでも変わりはいます。的な考え)
    行政改革は・・・市民では出来ません。議会と行政が自らの自発的な行動によってなし得るものだと認識しています。

    • 元職員
    • 2010年 5月 04日

    >議長のイスに対し異常な執着心でなりふり構わず行動する議員。
    >まったく理解不能な議員など、目を覆いたくなる部分と

    これらを公開する術は無いのでしょうか?
    今時、年収700万円など高収入は少なく、それでいて
    まともに仕事していないとすれば、大問題です。
    全く実態わかりません。

    “まちづくり”
    と言う文言にも今では違和感あります。
    すでにALA等、贅沢かつ充分すぎるほど作りました。
     
    そこから、立派な芸術家などを輩出する努力は必要だと思います。 
    全く結果が出ていませんから、一般の企業でしたらどうなっているか、おわかりなはずです。

    したがって、まちづくりより、ひとづくりの時代でしょう。 

    • 川上ふみひろ
    • 2010年 5月 05日

    >これらを公開する術は無いのでしょうか?・・・
    4月30日の私のブログから掲載します

    あとは議運に任せて、PTは今日から新しい課題に入りました。「議会活動と議員報酬等との関連性及びそのあり方」簡単に表すと「議員のお値段はおいくらですか?してその根拠は?」ということです。
     ・議会活動・議員活動の定義・議員報酬・政務調査費・議員定数等についてその根拠を数値を持って表し、より解り易いように表現することを目的とし、最終的に議員の活動日数を具体的数字で表し、報酬の根拠を明確にする事です。議員の職務と報酬の関係を定義付けすることにより議員の身分を明確化することが目的で、「日頃議員は何をしてるの?」「議員は何を考えてるの?」という市民の疑問の答えになるような物にして行きたいと考えています。
     早速PTで宿題もお願いし、来月10日からその実務作業を行っていきます。この件も、まとめ上がった時点で議運に報告を上げていきたいと考えていますが・・・・・

    PTで検討が始まりました。中でも大切な事は「登庁する」という事です。こんな当たり前の事が出来ていないのが今の可児市議会です。あしからず!

    >“まちづくり”
    と言う文言にも今では違和感あります。・・・・

    まちづくり=ひとづくり、地域づくりも含めて考えています。
    下水道を含め大きなインフラ整備はすでに終了した可児市ですが、細かい部分は未だ手が付けられていません。アーラ・駅前開発・総合運動場開発など大きなプロジェクトは終わったものもありますし、未だ途中なものもありますが、そのソフトの部分が未完成な状態です。
    ご指摘のアーラに関しても、作ったのはいいのですが、年間5億円もの指定管理料で、何年運営できるのか?どのような文化を育て、市民の幸福度はどう上がるのか、その期間は10年なのか20年なのか?20年で100億円以上の投資に値する文化とは何ぞや?を考えています。改修のための基金も現在で10億円を準備していますし、今後は更に必要になります。
    将来への負担を残すには、大きすぎるこの施設をどう考えるかは大きな課題です。10万人の市民で支えるにはあまりにも経費がかかりすぎる、身の丈に合わない施設である事は事実です。

    アーラに関しては、運営の方法に疑問を持ち、一般質問した唯一の議員ですので、ちょっと書きすぎましたが、その質問をした折「アーラをつっつくと票が減るよ!」と言われた先輩議員がいましたが、これが可児市議会の現状をものがたっている言葉だと思います。
    あたらずさわらず・・・生活第1の議員では地域を変えることは難しいのではないでしょうか?

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