ひまわりのたね通信

これからの議会、これまでの議会

 経済が右肩上がり、人口も税収も右肩上がりで、地域インフラをやってもやっても追いつかず、結果財政力指数は1に近い数字(超えたことも)を維持し、多少無駄な事業があっても気にならなかった時代は、議会は市長案(執行部案)の追認機関となり、その結果議員による陳情合戦となっていました。まぁそれでも市民からの批判は少なかった時代です。

 経済は右肩下がり、人口も税収もダウン、高齢化がどんどん進み、市民の所得は低下傾向、こうなると話は大きく変わります。
 可児市の負債は少ないとはいえ、平成21年度末現在高で495億円の市債(借金)があります。現在のところ起債償還推計では、順調にその額は減っていくことになっていますし、現段階ではそれが可能な状態ですが、今後この状態が続くとそうはいきません。
 議会はチェック機能を高める事は当たり前のことですが、その執行状況や監査、市民の声を反映した議会側からの提案など、その役割と存在は大きなものとなってきます。ましてや地方分権の時代に、「これまでの議会」感覚の議員は必要とされないでしょう。
 「議会が生まれ変わるには、それ相応の血と汗を流す事が必要だ」と自治連合会の役員の方がおっしゃっていましたが、まさにその言葉が可児市議会にどんぴしゃ当てはまります。
 どんな批判や中傷があろうが改革の道を突き進むのみですね!

 昨日で一般質問が終わりました。その後に議案に対する質疑が行われましたが、これがお粗末(;一_一)  本来質疑とは提出された議案に対して、「議題に供された事件について疑義をただすもの。」とされています。
疑義とは、「意味・内容がはっきりしないこと。疑問に思われる点。」です
 昨日の質疑は、議案条文の言葉の意味や条例変更の背景の説明を求めるもので、議案精読の際確認しておくべき事柄ばかりです。「議案の精読をやってるの?」と疑いたくなる稚拙なものでした。「○○はなんですか?どういう意味があるのですか?」これらの質問は(質疑とは言えませんね)事前にTELで済ませるか「私解らないので教えてください」と執行部に事前確認しておくべきですね。議員、執行部41人が20分もかけてお付き合いするには、相当無駄な時間でした。
 改めて議会改革の必要性を痛感することとなりました。9月議会で新しく設置される議員全員参加の決算特別委員会(議長、監査委員は省くかも)が思いやられます。一期議員一同で先輩議員の心配をしている今日この頃です。

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