金曜日の第4次総合計画審議会で中間報告の再チェックが行われ、今回のいじめ事件や災害を考慮して、それらを4次総に盛り込む案も提出され、内容はともかくいち早い対応を一同評価していました。
11月に市長も変わる事が確定し、この総合計画も見直しをしなければなりませんが、基本構想自体が大きく変わるとは思えません。政策の修正は致し方ないところです。
市長選挙の準備で時間を費やす事が増えてきましたが、誠颯会(可児市議会11人の会派)では、近藤のぼる氏を推す事を決めています。同じ県の部長級の冨田氏がなぜ出馬するのか?民主党が何故冨田氏を推薦したのか?保守系の橋本・林・亀谷議員が何故冨田氏を推すのか?など解らない点は多々ありますが、自民党の執行部から聞いた話では「暗い夜道は気をつけろ」的な罵声を発する議長経験者がいたり、嫌な雰囲気の選挙になりつつあります。最後は政策で勝負なんですがねぇ・・・・・・(>_<)
話は戻って、4次総の中で地方分権に関する記述がありましたが、委員の中で「地方分権という表現は古い、地域主権にかえるべき」という発言がありましたが・・・・・ちょっと待った!・・・・・地方分権は、国が持つ権限を地方に分権するもので、それには権限と同時に財源も地方へ渡す必要がありますが、各省庁の抵抗により政権が変わった後も進んでいません。実際2兆円規模の地方財源も結局は各省庁で個所付けされ、一括交付金には程遠いものです。
地域主権は、言葉的に言うと憲法学者の間では、主権は国家・国民にあり地域主権は違憲だ!といわれる方も見えますが、元々地域主権は1994年頃にJC(青年会議所)とPHP研究所の江口先生とが唱えたローカル主義の中での話で、東京一極集中の是正、首都機能移転、道州制導入をセットとして考えた地域主権型道州制の導入を前提としたものです。
民主党政府がどういう意味でこの言葉を使っているかは分かりませんが、地方分権と地域主権は全く別物です。
地方分権は推進(進展)されるもので(国の持つ権限を移譲するもの)あり、地域主権は確立するものです(市民からのボトムアップ・・・市民自己自治)よって国は小さな政府となるのが本来の姿ですが、民主党は大きな政府を作ろうとしています・・・・・そこに地域主権という言葉は不似合いですね。
個人的主観も入っていますので一概にはいえませんが、地方分権=地域主権では無いと私は考えています。
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