市は平成23年度の予算編成過程を初めて公開しました。内容的には未だ満足できるものではありませんが、市政の透明化を進める上では一応の評価に値するものだと思います。
予算編成の流れから可児市の財政状況の公表を含めて公開されています。
地方債は、起債償還計画通り減ってきてはいるものの、財政力指数の著しい落ち込み(前年より0.8ポイントダウン)や市税収入の減少、40億円を超える人件費の固定化、扶助費の増大、下水道会計や医療費3会計(介護・老保・国保)などの操出金の増加、基金会計も県内16位と決して安心できるものではありません。
予算要求額を見ても、国保会計への操出や(3億円)生活保護事業(5億円)こども手当事業(25億円・国庫負担含)など厳しい予算内容となっています。
市長が変わり、ちょっと様子見の様相があるように感じられますが、私が以前から訴えて来たように「全事務事業の見直し」を市民目線で行うべきだと思います。
これほどまでに厳しい状況なのですから、迅速に動くことが必要なのではないでしょうか。
議会も初めての予算特別委員会を設置することとなりました。議会基本条例調査研究PTと併せててしっかりと活動して行かなければなりません。
新しい議会がスタートを切る実りある年としたいものです。
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