昨年10月8日に閣議決定された「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策〜新成長戦略実現に向けたステップ2〜」・・・・・・なんだか大袈裟な表現ですが、つまりは緊急経済対策で交付金を支出するというものです。
地域の活性化ニーズに応じて、きめ細やかな事業を実施できるよう支援を行う→きめ細やか交付金。
これまで住民生活にとって大事な分野(地方消費者行政、DV対策、自殺予防等の弱者対策・自立支援、知の地域づくり)に対する地方の取り組みを支援する→住民生活に光をそそぐ交付金に関連する補正予算が、即決で議案上程されました。
総額で1億9千万円強の補正予算ですが、子宮頸がんワクチン接種に関する交付金や社会資本整備交付金と先に述べたきめ細やかな交付金、光をそそぐ交付金です。
保育園の改修事業(きめ細やか)や養護訓練センターの環境整備事業(光)、公民館改修事業(きめ細やか)、学校図書館充実事業(光)に利用される事がきまりましたが、この交付金は、ある程度自治体の自由裁量でソフト事業に利用できるのもで、経済対策を含め自治体独自の創意工夫により活用できるものです。
おとなりの多治見市では、DV被害者の相談事業や障害児への支援方法相談事業、発達支援総合窓口相談事業などに活用するため、多治見市住民生活に光をそそぐ基金条例を制定し、地域活性化交付金の趣旨に沿った事業の財源にあてるとしています。
今回の議案が(事業が)決して間違った使い方をするわけではありませんが、もう少し創意工夫があってもよかったのではないでしょうか。
国からの一括交付金制度が始まろうとしているなか、自治体によってその使い方に差が生じ、結果自治体間の格差が生じる事は明白です。
行政も新しい時代に沿ったグローバルな視野での事業を考える時が到来している事に気づき、対応できる体制を整えなければその差は広がる一方です。市民から広くそのアイディアを聞く耳を持たなければなりませんね。
PS.本会議にて質疑、提案はしました。
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