気のおけない仲間との月に一度の会で、浜岡原発停止について話題になりました。
全員が唐突すぎると懸念を抱いていましたが、福島の現状を考えると一定の理解はできるが・・・・それでも、今後の経済には大きなマイナスとなることは間違いないとの認識で一致しました。
「浜岡原発に事故が起きると首都圏への影響が大きすぎるため、政府は最優先で決断したのだろう・・・・・中部地区の経済のことなんか何一つ考慮していないよ、政治・経済の中心地、東京を守ることを最優先した結果だ」など、なるほどと思う意見もありましたし、液化天然ガスを確保した中電はエライと皆が称賛していました。
今回の震災で企業の6割以上が需要減を予想し、77%が震災の影響をうけるとしています。現にトヨタなどは需要に生産が追い付かない状況ですし、部品の安定供給には一年ほどかかるとの予想もでています。
可児のKYBでも工作機械用の製品は好調でも、4輪は低調で今後の見通しは不透明な様相です。
中部や関西が中心となって、被災していない地域でこれから一致団結して頑張ろうという時期に、冷や水をかけたような今回の管総理のトップダウンですが、国民はこれにも耐えて頑張っていかなければなりません・・・・なにせ国民自らが選択した政権なのですから。
今後は地方自治体としても、いち早い節電対策や企業支援を行うことが必要となってきます。経済を守りながら電力消費を抑え、震災の復興へも寄与していく。まさに自治体が一丸となって知恵を絞る時が来ました。
どちらにしても、地方の中小零細企業には、本格的な厳しい冬の時代の到来を呼び込むことになった菅総理の決断となりました。
PS.最後にみんなで一致した意見は「トラブル続きのもんじゅは大丈夫か?」「可児では浜岡よりもんじゅが問題だ。政府はしっかりとした対応をすべきだ」・・・・この話題で夜は更けていきました。
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