夏休み地域児童クラブ(仮称)の実施に向け、帷子地区がモデル地区として準備を始めています。
この事業は「児童クラブ」という名称を用いていますが、児童福祉法で定義付られている学童保育とは大きく違い、こども見守り事業であり、子どもの居場所つくりのような感覚のもので、運営主体は地域のボランティアに有償で見守りをしてもらうものです。
市単独の新規事業が突然6月補正予算に紛れて議案上程されたので、議会は混乱しています。机上で議論していてもはじまらないので、昨日は現行の児童クラブ(南帷子小)の視察と指導員さんの意見を伺いに行き、この事業で使用される予定の空き教室(原稿児童クラブの隣の教室)を見てきましたが、視察した誠颯会一期議員5人の意見は「この場所では問題がありすぎる」でした。
お隣の現行児童クラブとの係わりや、トイレなどの問題等々とても上手くいくとは思えません。
今日はこの事業を地域で行えるよう運営規則まで考案された帷子自治連合会の会長さんと、課長をはじめ3人のこども課職員、財政課長、連絡所長と一期議員4人で一時間ほど帷子公民館内で懇談しました。
会長さんも我々と同様、責任の所在や予算面、この事業に参加するボランティアの負担や保護者への対応など、心配の種は尽きないようでしたが、地域のためにやってみようという強い意志を感じることができました。
あとはこの事業がモデルケースとはいえ、安全にそして保護者が安心できるような事業にするために、危機管理マニュアルや行政側からの事務局体制(支援体制)をしっかりと整え、最終責任は市が取る形を担保する方法を議会に提示してもらうことになりました。
子どもの安全を最優先にした新たな実施内容を再提出してもらい、最終判断をしていきたいと思います。
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