慌ただしく一日が終わりましたが、その締めは広見地区社会福祉協議会の理事会でした。地域子ども見守りモデル事業の説明から始まった理事会ですが、その趣旨が未だに呑み込めない部分があり、職員に厳しい意見を言ったことをちょっぴり反省しながら改めて考えていますが、「子どもを保育する」という事から考えると、この事業を地域で実施するのはやはり大きな問題があると思います。
広見地区では、高齢者に対する相互扶助を地区社協で考えている途中なので、そこへ市の要請で子ども見守りモデル事業を持ち込まれることは、ハッキリ言って地域の予定が狂ってしまい出来ることも出来なくなってしまいます。ところが市側は、地域の事情にはお構いなく「可児市がめざす市民中心のまちづくり」です・・・・・と言って、本来は行政が担うべき事業を地域に押し付けている結果となっていることにはお構いなしに、自分が担当した仕事を片付けようとしているとしか思えない説明になっています。
地域には地域の現状と実情があります。今やらなければいけないことは地域が一番理解しています。それを調査もしないで、行政の都合に地域が合わせることはできません。
「市民中心のまちづくり」が「行政の仕事を軽減するための市民負担」になってはいけません。
これ以上行政サービスを低下させ地域の負担を増やすのであれば、行政側も身を削る努力をしてもらいたいものです。
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