市議会議員選挙と夏休みなどの関係で3ヵ月ぶりの開催となった昇ゼミは、2期目に向かう6人の議員と新人議員のオブザーバー、大学院生2名の9人で再開しました。
今回のテーマは1期4年間の反省と2期目へ向けての抱負をそれぞれが語り、佐々木信夫氏著「地方議員」の第5章「議会をどうかえるか」について、担当の澤野議員からのレポート報告と意見交換を行いました。
報告の中で、地方分権の時代に入り議会は形式的な審議から、深く掘り下げた審議をしなければならない。
立法機関としての機能を身につけていくためには、将来構想案や特定の問題を取り上げて議会主催による住民対話集会が不可欠だ。
多様な職種、地域から選ばれた議員は多様な意見を持っている。法案ごとに是々非々の態度で臨むべきだ。
議会は、民意を顕在化させるというフォーラムとしての機能を持っている。また、地域社会にまとまりと方向性を与えるという民意調整機能を担っている。民主・公正・能率の確保という観点から監視・是正することを通じて、執行機関牽制の機能を担っている。
改革の5つのポイントとして
? 立法・政策能力の向上
? 議会の自立性の確立
? 議会スタッフの充実
? 監視・統制機能の強化
? 開かれた議会づくり
議会改革の新たな動きとして
?議会基本条例の制定
?会期の見直し、大幅な拡大
?議員同士の審議方式導入
?議員立法の増加への努力
? 住民の御用聞き・活動報告会の開催
? 議長の定例会見など情報公開の推進
などが報告されました。先生からは少子高齢化時代を迎え、団地造成で大きくなってきたニュータウンである可児市も今後団塊の世代が65歳以上となる厳しい時代がやってくる。今こそ議会がしっかりしなくてはいけないと、世相問題を絡めて講義を進めてもらいました。
2元代表制下の地方議会は、予算執行権を持たない永遠の野党であることを議員個人が自覚しなくて改革は進みません。市長を支える与党だ。市長派だと豪語する幼稚な議員がいたのでは先が思いやられますが、議員の意識改革を手始めに粘り強く進めるしかありません。
明日7日(水)は一般質問です。私の順番は5番目で午後1時から2時の間の登壇となる予定です。再質問のための調査も順調に進んでいますので楽しみですね。
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