可児市議会の定例会は年4回(3月・6月・9月・12月)で会期日数はそれぞれ約25日程で、あとは会期以外という事で常任委員会の活動は制限されますが、閉会中の継続審査の手続きを各委員会が行っているので、いつでも自由に委員会を開催することができます。
今日は来年度の事務事業の見直しに関する進捗報告などが行われ、それに対する意見が多数だされました。
また、福祉部より可児市の医療の現状と社会保険病院の現状が報告され、今後の地域医療の在り方について意見交換を行いました。
社保病院は、今後も医師不足の現状が続き、救急医療の体制維持や高度医療の実施がなかなか難しい状態が続くことが予想され、収益の面から見ても厳しい結果となりそうです。
地域の医療を守る上で重要な拠点病院なので、その機能の充実と医療の確保は大きな課題ですが、医師不足はそう簡単に解消されるものではありません。
医療は限りある資源です。医療を維持するということは医師や看護師など医療従事者を確保するという事であり、それが出来なければ医療は成り立ちません。
公立病院にしたらそれが出来るかというと、逆になるケースの方が多いのが実態です。
公立であれ民間であれ医療を確保できる力のある事業主体に、可児市の医療の中核となる社保病院の運営を任せ、市が後押ししていく事が必要です。
時間外救急患者の受入れ態勢が不十分で、市外の病院に頼らなければならない現状を打破するには、大きな英断も必要になってくるかもしれません。
話は変わりますが、石井地区内の可児川の河床整備が始まりました。昨年の7・15災害を受けての河川工事ですが、今年も台風15号災害で大きな被害が出て、川には大量の土砂が堆積しています。可児川の状態は常にチェックしておかなければなりません。
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