この週末はTPPに関する報道のオンパレードです。賛成・反対意見が国を二つに分けての激しい議論が交わされていますが、どちらを選択することが日本にとって最良の結論なのかは歴史の判断にゆだねるしかないのが本音といったところです。
最後は総理の政治的判断で決着すると野田総理は発言しましたが、元々、昨年の横浜APECの折に思いつきともとれる突然のTPP参加を表明した菅総理に深い思慮があったとは思えません。TPPの前にFTAを考えるべきなのでは?シンガポールなどとのFTAは一定の効果が上がっているし、今後も韓国、豪州などFTA戦略的を推進していけば、乗り遅れたTPPに行き着く先も分からずに無理に駆け込み乗車し、降りる事も出来ずに行きたい所とは違う目的地に着いてしまった・・・・では手遅れです。
市議会においても3月議会でTPPに対する慎重な対応をするよう意見書を提出しましたが、やはりここは慎重な議論が必要な場面です。政府はこの件に対して明らかに説明不足であり、議論も出来ていないのが現状なのではないでしょうか。あまり好きな言葉ではありませんが、TPP参加はまさに時期尚早のような気がしてなりません。
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