今日は午前に名鉄広見線特別委員会が開催され、活性化協議会の平成22年度の事業報告と決算報告、利用者の報告がありましたが、数々の企画をし事業を実施したにも関わらず目標利用者数を大幅に下回る結果となりました。
今年度も利用者の推移も厳しいものがあり、3年間で利用者を増やす計画は軌道に乗りそうもありません。学生の定期利用者の減少に歯止めがかからないことと、21号バイパスの開通により可児―御嵩間のアクセス時間が短縮され、結果鉄道利用者を減少させてしまった事も大きな要因の一つです。
このまま利用者が減り続くということになれば、現在行っている名鉄への赤字補填(年間一億円、可児市三千万円、御嵩町七千万円)も意味のないものとなってしまいます。詳しくは後日報告しますが、御嵩町からの利用が減っている事は大きなマイナスです。
午後からは中濃十市議会議長会議員研修会が瑞穂市で開催され、「災害時における議会および議員の行動と活動について」をレスキューストックヤード代表理事の栗田暢之氏の講演を聞いてきました。
結論は、「地域の状況を確かめ災害対策本部に持ち寄る」「自治体全体の災害状況を把握する」「内外に正しく伝える」「住民と行政のパイプ役を誠実に実行し続ける」「必要かつ適切な政策提言を協議する」「復興まちづくりに全力を注ぐ」などをあげられていました。
「顔が見えない」「役に立たない」「何もしない」などとマスコミから袋叩き状態の災害時の議会ですが、今回の震災でも多くの議員が公務中に命を落とされていますし、地域に張り付いてリーダーシップを発揮している議員も多数います。ただ、何もしない議員も中にはいるようですが、日頃から地域との係わりをしっかりと持っていれば、自ずと災害時に何をすればいいかはわかるはずです。「議場がなければ本会議も開けない」などと発言する議員もいるようですが、全ての議員、議会がこのように考えているかのように報道されることには憤りを感じますが、古い体質の議員でそのように考える方がいる事も事実です。
「市民から信頼される議会」となればそのような事もなくなるのではないかと思います。
明日は議会基本条例特別委員会です。3日連続の閉会中の委員会開催ですが、これが日常化することが信頼への近道だと確信しています。振り返れば9月議会が終了し、閉会中の委員会開催の頻度が大幅に増えています。確実に可児市議会が変わりつつある事を示しているものと思われます。
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