昨日は青少年育成シンポジウムで「サザエさん一家は幸福みつけの達人ぞろい〜マスオさんの家庭教育考〜」と題し、声優でマスオさん役の増岡弘氏の講演を聞き、今日は可児市陶芸協会設立記念で、福井工業大学名誉教授の中村昌生先生と菊池寛実記念智美術館館長の林屋晴三先生による「可児で生まれた卯花墻と織部庵」講演を聞くことができました。どちらも興味深い内容でしたが、国宝の志野茶碗卯花墻については興味津々で聞くことができました。三井記念美術館所蔵のこの茶碗は時価数十億と言われる一品で数少ない国内で生産された国宝の一つであり、可児市大萱の牟田洞窯で焼かれたものだと言われています。亡くなった親父が趣味で志野茶碗を集めていたので多少の知識はありましたが、そんな貴重な茶碗が存在することすら今日まで知りませんでした。林屋先生が、地元の可児市民がもっとこのことを知った上でPRしていってほしいとおっしゃっていましたが、まちおこしに利用しない手はないですね。
国宝 卯花墻
今日の報道番組はTPP一色でした。昨日、参議院議員藤井孝男先生の同市議員の会理事会があり、TPPに関する意見交換をしましたが、その折の意見として「TPPの前に為替をコントロールすべき、マスコミなどにより経済界vs農業の対立の構図が作られ煽られている。全産業に対し大きな影響を受けるTPPの説明がなされていない現状では受け入れられない」などの意見が出されました。先生からは「郵政民営化の総括を行いそれを活かしたうえでTPP議論をすべき、普天間、尖閣問題を引きずってTPPへ拙速に参加しようとしている。内需拡大、復興計画を最優先で行うべきでそれからでも遅くない」と話がありましたが、列車は走りだしたようです。
相当体力が落ち弱った状態でのTPP参加はアメリカの思うつぼ?なのかも知れません。日本が参加しないTPPにはあまりメリットがないことはアメリカ自体が一番よく分かっていることです。
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