ひまわりのたね通信

笠松競馬場外馬券場建設に反対する請願採択

ここのところ朝から夜遅くまでスケジュールが埋まり少々胃腸が疲れて体調不良ですが、議会中ということもあり多くの議員が登庁して会派室も活気があります。
 今日は建設経済委員会が開催され、今議会で委員会へ付託された補正予算、条例改正など5議案、陳情2、請願1が審議されました。
 中でも請願第3号は9月議会から継続審議となっていた「笠松競馬場外馬券販売所建設に反対する請願書」では、前回の委員会から調査した事項が委員長から報告され、それぞれ委員から意見が出されましたが、前回委員会に引き続きこれが全くお粗末な請願審査となり、途中暫時休憩をとったり、議会事務局に意見を求めたり建設・水道・環境経済各部職員には無駄な時間を使わせてしまいました。

 何が問題かというと、請願は議会(議長宛)に提出され、それを議会運営委員会において付託先を確認し委員会付託し、採択か不採択かを審議するものです。
(請願は、市民の要望や意見を国、県及び市に伝える方法の一つで、憲法では国民の基本的人権の一つとして保障されている請願権に基づくものです。地方議会に対する請願については、地方自治法124条の規定により、請願をしようとする人は、1名以上の議員の紹介により請願書を提出することとなっています。
 提出日、請願者の住所や氏名、紹介議員などの一定要件を満たした請願書が提出されると、議長はこれを受理して、最寄りに開催される本会議において所管の委員会に付託します。付託された委員会では、必要に応じて執行機関からの意見を聞くなど、慎重に審査します。
 委員会で結論が出されたものは本会議で委員長から報告され、その報告を踏まえ最終的な結論(採択か不採択)が出されることになります。
なお、この審査結果については、請願書の提出者にも通知されます。)

 それを前回の委員会で継続審査としたにもかかわらず、この時点で「請願者への取り下げを正副委員長で頼みに行くべきだ」「審査する必要があるのか」等、この請願に対する取扱い方法に関して委員から質疑が出て審査がストップしてしまいました。
 請願の取扱いやそのルールを知らない超ベテラン議員と中堅議員には驚きました。私を含め傍聴席の議員からは「審査ルールを理解しないで審査するな」「議会運営委員会の委員長と副委員長が委員会に居るのに、その副委員長が審査方法を知らないのであれば、今すぐ審議を中止し、議運を開くべきだ」「こんなところ恥ずかしくて市民に見せられない」等まだ議員になって数カ月の一期議員からも疑問の声があがっていました。何とも情けない発言が相次ぎがっかりでした。

 その委員からは「競馬は天皇陛下や農林水産省も賞をだすような立派な事業だ」「悪いことばかりではなく経済的にも効果があるので誘致すべき」等の意見が出されましたが、この方々には是非誘致運動を展開してもらいたいですね。私は選挙でも公約したように絶対反対します。
 審査結果は驚きの委員6名のうち請願採択が5名、不採択が1名となり、この請願は採択され可児市議会で建設反対の決議案を賛同議員で提出することとなりましたが、今まで異論を唱えていた議員が採択に挙手をしたのには唖然としました。「間違えて挙手したのか?」と思ったぐらいです。
 不採択とした議員は、採択に反対する討論を行いましたので、当然決議にも反対することは確実(討論したにも係わらず、その意思を翻すことは議員の行動としては考えらません)なので、決議に対する賛成討論をしっかりと用意して最終日の本会議に臨みます。

 遅くなってしまい地元住民の皆さんには申し訳ありませんが、とにかく請願が採択されたことに安堵しています。この請願をうやむやにし、何とか玉虫色のまま放置しようとする考えに押し切られなかった委員長はじめ委員会には大感謝です。
 地方競馬と反社会勢力との関係を指摘するメールも私に届いています。今回の場所だけではなく「教育上好ましい施設とは言えない」と教育委員会が考えるこの施設を可児市内に作ることは断固反対していきます。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

カテゴリー

過去記事

PAGE TOP