ひまわりのたね通信

議論白熱

今日の総務企画委員会は、一つ目の議案である一般会計補正予算で紛糾し、何度も暫時休憩を挟みながら慎重に時間をかけて審議されました。
 その原因となったのが「地域子ども見守り事業」に関する644万円を増額する補正予算で、この事業はもともと200万円の補正予算が6月に新規事業として提出され、その事業内容を一部変更し審議可決されたもので、その時点の説明では、23年度内夏休み、冬休み、冬休みの長期休暇中に計5か所ほどを予定し、子ども見守り事業を行うというものでした。
結果多額の費用が必要となり、南帷子小で行われた1か所だけで180万円ほど使うこととなってしまい、冬と春に使う予算がなくなり補正をするものです。・・・・・・となれば未だ理解できますが、今回全額県の補助金で賄われていますが、補助金申請時期や理由と事業の進行が合致しない点と、新規事業を当初予算ではなく補正で組み入れ、また補正を組むという点、一番大きな問題点は、現行児童クラブの在り方にまで言及した方針が打ち出された点(現行児童クラブと子ども見守り事業の一体化)が審議を混乱させました。

 なんとか4対3の賛成多数で議決されましたが、委員会で付帯決議を議決し何とか収まりました。
付帯決議には「今後の事業展開において、既存児童クラブ・学校関係者や各地域住民の意見を反映させ、事業展開によって得られる福祉サービスが学区ごと、地域ごとに格差が生じないような体制をとるよう考慮された制度設計を図ること」等が盛り込まれていますが、市が事業主体として係わる以上公平、公正の観点から地域格差が出る福祉サービスには疑問がのこります。
NPOやボランティア組織が自らの責任で事業を行い、そこに補助金を出す方法であるなら問題は別ですが、現行児童クラブの運営が地域によって異なることは出来る限り回避しなくてはいけないと思います。
どちらにしても、文教福祉委員会でも発言しましたが、この事業が進むのであればどんな形にしても校区ごとに議論を進めなければなりません。広見小学校や今渡北・南小学校のような700人〜800人も児童がいる学校や、自治会の加入率の低い地域では大変な事業になることは必至です。これ以上自治会や民生委員などの負担を増やしたくない私にとっては頭の痛い日々が続きます。

 委員長をはじめ委員の皆さん長時間お疲れ様でした。1議案しかも補正予算に、休憩を挟んで5時間以上を費やして議論したことは決して無駄にはならないと思います。
 健康福祉部長と子ども課長には針のむしろに座っているような時間が、2つの委員会で長時間に渡り心身ともに疲労困憊だと思いますが、議会も真剣です。昨晩遅くまで修正案を作成したり、付帯決議を検討したり、真摯に議案に向き合っている結果が今日の委員会となりました。

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