次年度へ向けての組織改編や今後の児童クラブの運営に影響を与えることも心配される補正予算案等が慎重審議され、提出議案は可決されました。
幾度もの委員会での審議や調査、付帯決議など、議会としては今までにない議論ができたと思います。一部議員にその参加意識が低いことと、議案に対する調査、研究(学習)が足らないと感じる場面がありましが、議会改革もまだ途中なので仕方がない部分もあります。
私個人的には笠松競馬場外馬券場建設反対の決議が、22名中21人の議員で可決出来た事は大きな収穫でした。
本会議の前日ということで、昨日も事業者や競馬組合に連絡を入れましたが、以前計画説明に来られた方は不在ということで話をすることができませんでした。どちらかというと居留守を使われているような感じを受けましたが、議会で決議をすることが出来たので、少なくともこの4年間(任期中)にはこのような施設が市内に建設されることはないと確信出来ました。
選挙公約の一つでもある場外馬券場建設反対が実現できたことに、建設予定地の地元議員として、広見小学校OBとして賛同していただいた議員には心からお礼申し上げます。
以下建設反対に関する請願に対する賛成(採択)討論を掲載します。
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請願第3号 笠松競馬場外馬券販売所建設に反対する請願について、委員長報告の採択に対して賛成の立場で討論いたします。
平成23年8月24日付で提出された請願は、その趣旨が笠松競馬場外馬券場建設計画に強く反対するもので、新しく選挙された可児市議会に「場外馬券販売所建設反対」の決議を求めるものであります。
この請願の審査を付託された建設経済委員会では、9月26日に審査を行い継続審査となり、委員長報告の通りの経過をたどり賛成多数で採択となりました。
この計画が明らかになってから私なりに調査をしてきました。
この場外馬券場計画概要では、安心安全な地域づくりとして、「周辺の住民生活や環境に悪影響を与えないよう配慮する」「警備員、スタッフ、警察職員OBなどによる安全安心なまちづくりを図るとともに地域防犯対策に努めます」と明記されていますが、運営スタッフ2~3名、警備員2名でこれらの対応が可能か疑問が残ります。
また設置にあたっての要件として、?地元町内会の同意が得られ、地域の協力が得られること?地元自治体の同意が得られること?管轄する警察署との協議が整うこと、とされておりこの施設を開設するにあたり高いハードルが設定されており、地域に与える影響が大きいことを暗示しています。地方競馬と反社会集団との関係を心配するメールも届いており、結果地域の治安が悪化した現状の報告もありました。
また委員会でシアター恵那を視察に行かれましたが、設置者、設置場所、周辺環境、規模も全く別物であり、高山市、関市で計画された同場外馬券場は全て建設を断念しているのが現状です。
今回計画された場所は、可児市の市街地であり、近くに東濃実業高校、かわい幼稚園、大型ショッピングセンターが立地しており、多くの市民や青少年が行き来する場所であり、子育て支援を重視する本市の方針にはそぐいません。合わせて、9月議会の一般質問の折、教育長から教育面からすると好ましい施設ではないとの答弁もあり、このような施設がこの場所だけではなく市内に設置されることがあってはならないことです。
また、最も問題な点は、この場外馬券場は岐阜県地方競馬組合が公募により、計画の実現性、信頼性、採算性、資金力など審査し、株式会社東正に対し契約を締結し行うもので、今年8月に正副議長と地元自治会で事前説明をうけましたが、地元自治会の判断が建設反対となり文章で通知したにも係わらず、事業者に対して今後の予定について返答を求めても連絡が繋がらない状況が続き、競馬組合側の誠意も全く感じられません。このような事業者と競馬組合に対しては議会としても何らかの行動をしなくてはなりません。
よって請願第3号を採択することに賛成いたします。
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12月議会は終了しましたが、議会報告会に向けての準備がまだまだ続きます。年末年始は会社も書入れ時で、1月10日ぐらいまでゆっくりする暇はありませんが、1月12・13日に出掛けるJIAMでの研修が骨休みとなる予定です。
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