今日午前は議会運営委員会、午後からは日赤奉仕団の総会参加と慌ただしい一日となりましたが、夜には広見自治連合会と公民館運営審議会、地区社協の皆さんとの地区懇談会があります。少々疲れが出て頭がぼーっとしていますがもうひと踏ん張りです。
昨日の視察の詳細は、まだまとめ切っていないので自分が感じたままを先ず報告します。
視察した石巻市では、市内25か所にガレキの一次仮置場があり、私たちが視察した場所は石巻商業高等学校に隣接し、市が運動公園を作る予定にしていた場所が15haの仮置場となっています(グーグルのストリートビューでその現状を確認することが出来ます)何も高校のすぐ隣を仮置場にしなくても・・・・と思いますが、公共用地利用が大前提のようでこのような状態となったとのことでした。もちろん、高校ではプールは使用禁止、外へ出るときはマスク着用など不便な学校生活を強いられています。見たところ、近くに一部農地にはなっているものの耕作放棄地なども見受けられる広大な土地がありましたが、国が責任を持って買取り、仮置場にすることは出来なかったのかと思ってしまいます。
現状、多くのガレキが山積となっていますが、石巻港の雲雀野埠頭に広大な中間処理施設を建設しており(74ha)、その処理能力は5基の焼却炉で国内最大規模の一日1,500tを焼却することが出来るものです。(ちなみに、ササユリは3基中2基稼働で一日160tです)今年の8月には稼働する予定で建設が進んでいましたが、ここでの最大の課題は、多くの自治体が広域処理を受け入れられない実情と同じで、焼却灰などの最終処分場の受け入れ先がないということです。
宮城県の担当課長からは、「民間でもいいので産廃最終処分場で処分できないか協力をお願いしたい」との発言もありました。
可燃混合物の広域処理をするにしても、受け入れ自治体が責任をもって最終処分することが大原則の話なので、最終処分場を持たない自治体はそう簡単に「はい、わかりました」というわけにはいきません。ここが大きなハードルとして立ちはだかっているのが現状です。
多くの方が心配している放射能汚染の現状も説明不足で、環境省の職員に聞いても「石巻は大丈夫です。8000Bq/kg以上にはならないと思います」・・・・・
「絶対はないよね」・・・・・
「そうですね」・・・・・
「もし、8000Bq/kgを超えたらどうするの?」・・・・・
「国が責任をもって処理します」・・・・・
「焼却灰は全部責任をもって国が処理したらどうなの?」・・・・・
「それは・・・ちょっと・・・」
といった具合でした。
8000Bq/kg=1mSv/年 以下 どうもこの決め方にも不安をもつ国民は少なくありません。
どちらにしても、今何が必要とされているのか、報告書を作りながら考えて行こうと思います。
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