議会運営委員会の協議がなかなか進まず議論を次回に持ち越すこととし、午前11時から震災廃棄物広域処理に関する石巻市、多賀城市へ視察に行った報告会を、参加してくれた議員19名と数人の執行部に対し行いました。
報告の内容は放射線に関する簡単な基礎知識を15分、環境省が4月26日に公表した32ページにわたる災害廃棄物の広域処理に関する説明資料を15分、石巻市、多賀城市の廃棄物処理施設の説明資料と視察時に撮影した写真の説明に20分、質疑応答10分の計一時間の報告会となりました。
視察をした結論として、現段階での震災廃棄物の受け入れに関しては、主灰(スラグ)や飛灰の最終処分の委託先の受入れが困難な現状では、協力は困難な状況であることや、多賀城市から持ち帰った圧縮梱包混合廃棄物から240Bq/kgの国が示す安全基準値ギリギリの放射性セシウム濃度が検出されたこと、また、バグフィルターのセシウムの除去能力に関しても日立に確認したところ、国が示す99.99%除去できるとの報告に関しては、もともと放射性セシウムを除去対象としていないため返答できないとの返事が返ってきたとの担当部長からの報告もあり、ささゆりクリーンパークでの広域処理は、かなりハードルが高い現状があること個人的に感じた事ではありますが報告しました。
今後は、これらの情報を基に議員それぞれがこの問題とどう向き合い調査研究を進めるかが大切なこととなります。
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