今年のゴールデンウィークも最終日となりました。個人的には例年と同様何かと慌ただしく終わりましたが、全国各地でいろんな事故や事件があり残念です。また、今日の午後からは可児市市政30周年の記念式典と記念事業がアーラで開催されます。GW後半は特に話題がないので、先日視察した石巻市と多賀城市の災害廃棄物処理施設の写真をアップします。
下の写真は石巻市の雲雀野埠頭に建設中の中間処理施設の焼却炉建設現場です。ストーカー炉3基、ロータリーキルン炉2基の計5基で一日の処理能力は1,500トンで国内最大級です。ちなみに可児市のささゆりクリーンパークでは3基中2基稼働で一日160トンです。
この施設は8月に全面稼働を目指して建設中ですが、建設には特定共同体として、鹿島・清水・西松・佐藤・竹中土木・若築・橋本・遠藤のスパーゼネコンを中心とする9社がJVを組んで進められていますが、その建設費がいかほどなのか(数百億から数千億?)は聞く雰囲気ではありませんでした。
次は石巻の破砕選別処理ヤードです。ここは5月から稼働予定で、手作業による選別も行われます。
管理事務所で施設の説明を県の職員から受けている様子です。74haにおよぶ広大な施設に県の職員は自信満々の様子で、バスの中で県の担当課長からいきなり「先日のマスコミ報道で、私が広域処理は必要ないとの意見を述べたと報道されましたが、言葉尻をとられたもので、そのようなことは一切ありませんのでご了承ください」との発言があった理由がわかる気がしました。
ここからは多賀城市です。選別するガレキを送るベルトコンベアー。
この写真は津波堆積物です。土砂の中に鉄くずや木くずなどが混入しており、それを選別しているところです。
手選別で不燃物を取り除いているところです。最後は人の手が必要となりますが、健康管理が気になります。
混合可燃物を圧縮する施設です。この圧縮可燃物から240Bq/kgのセシウムが検出されました。
木くずを選別し山積し、チップへと加工します。
木くずの空間線量を測定しているところです。0.04μSv/h程度の低い値でした。
4月26日のブログ内容と併せてご覧ください。
この記事へのコメントはありません。