ひまわりのたね通信

議会報告会の資料作成

 明日14日に議会運営委員会があり、持ち越した数々の懸案事項が終了したあとに、第2回目となる議会報告会での報告事項である「議会基本条例の制定に向けての取り組み」の資料作成に、週末を返上して作っていますが、あれやこれやと古い資料を見ているうちに、写真を整理していてその思い出にふけり、なかなか整理できない状況と同じような状態となってしまいました。

下の文章は、約一年半ほど前に受けた研修でのまとめです。


議会の役割は自治体の政策決定に止まらず、立法機能、監視機能、応答機能と幅広いものであり、「民意を鏡のように反映する」ことが期待される。
元来、住民集会が情報交換の場であったが、この集会を制度として政治レベルで組織化したのが議会である。市民の代表者会議が議会であり、それは討論の広場ということとなる。
議会は住民の代表機関であり、地域における民主主義の発展と住民の福祉向上を図るために置かれる。議会がその機能を十分発揮し、政策の立案、決定、執行、評価について様々な問題を指摘し、住民に広く明らかにするのなら議会の存在価値は高い。議員らの自由闊達な討議を通して地域の問題を解決する討議の広場である事が、本来の役割であるが、残念ながら現在の議会は儀式の場という色彩が強い。

<地方議会の問題点>
?議員の平均年齢も55歳以上と高く、特定の領域を代表する議員が多い
?議会審議は形骸会する傾向を辿る。結果、議会は本来行政監視や首長牽制機能を十分発揮していない。
?自治立法機能も弱い。

<議会に期待されるもの>
議会には地域住民の意思と利益を代表し、条例や予算、主要な契約などを決定する役割
とそれを監視する役割、地域内の利害を調整し、地域社会をまとめ上げ安定させる役割がある。議会は地域ニーズ、職層のニーズ、年齢層のニーズ、性別の違いから生ずる住民ニーズを幅広く行政に反映させる住民の窓口である。
二元代表制下の議会は、議事機関でありいいかえれば討議する機関ということになる、議会には広く野党的な批判機能が期待されており、執行機関とは一定の距離を保つことが求められている。いわゆる「批判機能」と「決定する機能」を持つ、これが二元代表制の基本原理とされる「機関対立主義」である。
戦前は、自治体の長を国の機関とし、機関委任事務制度の法制化と繋がった。都道府県の長は国の地方行政官庁とされ、議会が知事の諮問機関として位置付けられていた。
2000年の地方分権一括法の施行により機関委任事務制度は全廃され、自己決定領域が飛躍的に拡大され、議会は自治体業務の10割の領域において審議権を手に入れた。
議会は自ら立案し、首長提案の議案も是々非々の立場で徹底審議する、立法機関へのパラダイム転換が求められている。

今から一年半前は、まだまだ尖った雰囲気が滲み出ている文章ですね。

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