ひまわりのたね通信

リニア中央新幹線計画の説明会

今日は、午前に総務企画委員会が開催され、可児道の駅株式会社(3セク)の平成23年度の会社状況の説明と、暴力団排除条例の審議などを傍聴し、正午に市のバスに乗車して、中津川市で開催された「リニア中央新幹線計画の説明会」に出席しました。参加者は自治連合会の関係会長さんを中心に、その役員の皆さんと関係部署の職員総勢12人ほどでの参加で、リニアに関する岐阜県の取組やJR東海の説明、リニアに関する質疑応答などで、午後1時半から4時まで行われました。

 リニアに関する一般質問を2度行っていることなどから、参加することになったわけですが、参加した皆さんからは期待と不安両面からの質問が多数出されましたが、現段階でのJR側からの回答は満足のいくものではありませんでした。国を挙げての一大プロジェクトに対して、それぞれの要望にそった回答は、そう簡単には行きません。巨大な空母に手漕ぎボートで立ち向かうようなもので、巨大企業はそう簡単に手の内を明かしてはくれませんでしたが、可児市から参加した皆さんは4人が質問をし、その思いはJR側にも伝わったのではないかと思います。

 総工費8.3兆円(東京-大阪間)車両費と合わせると9兆300億円、私が生まれた昭和35年から研究が始まったこの壮大なプロジェクトは、東京(品川)名古屋間を40分で結ぶ夢のような話で、15年後には実現するという事業です。
 しかし、路線が通る沿線住民の皆さんは環境影響評価に関する不安材料を多く抱え、JR側の「現段階では幅3Kmの範囲で路線を考えており、来年秋に発表する環境評価準備書にて1Kmの範囲に絞り込むまで、路線や環境調査箇所などの公表は出来ない」との答弁に不満を持つ沿線住民が多くいることは事実です。中津川にJRの環境保全事務所が開設されているので、今後はそちらの方で地域個別の対応が出来るようなので、これからも注視していきます。
 質問のなかには、原子力発電とこのリニアを無理やり結びつけ「この会場に居る人達も原子力発電について考えるべきだ」とご自身の主義主張に利用される県外の方もみえましたが、沿線住民のための説明会を利用するのは止めてもらいたいですね。

 今日の説明会で私なりに感じたことは、今日のような意見を参考にしJR側は路線決定をすると推察されるので、意見はどんどん言って行くべきであり、住民生活に大きな影響を与える(生活環境を変える)箇所は、極力地下やトンネルを利用する路線を考えてもらいたいものです。

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