消費税率引き上げ関連法案を柱とする一体改革関連法案の衆院採決が明日に迫りました。
結果はどうなるかわかりませんが、民主党内の不安定さが、そのまま国の不安定を表しているのが現状だと思います。
他の政党が政権を担えば良くなるかは分かりませんが、少なくとも3年目の政権交代した民主党には大きな期待が寄せられたのは事実です。結果は言うまでもありませんが・・・・・・
消費税を上げることによるメリットは、国債の下落が避けられて市場の信頼が維持でき、安定した企業活動ができ雇用維持につながる。
デメリットは、知らないうちに消費者の負担が増えるわりに給与は上がらない状態に、また円高がさらに進む懸念もあります。
増税前の駆け込み需要による一時的な経済の過熱と増税後の消費手控えの落差が激しく、企業経営が困難になります(これは前回で経験済み)
消費増税は必要ですが、そのタイミングを計らないと経済も悪化することも事実です。日本経済を支えているのは大企業だけではなく、中小零細企業の下支えがあってからこそです。
民主党が掲げたマニフェストに翻弄され、国民に大きな勘違いをさせる発言を繰り返した責任には重いものがありますが、国政自体に不信感を持つ国民を、ここまで増加させた政治にこれ以上の後戻りは許されませんね。
事業仕訳が始まった頃の勢いは何だったのか・・・3年を経て、総理大臣が国民ではなく民主党議員に頭を下げる光景に、大きな違和感を感じました。
結局は、次の選挙の保身が最優先と言われても仕方がない状況です「国民の生活が第一」ではなく「国会議員の保身が第一」としか聞こえてきません。
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