国政の混乱は国会議員本人でも説明できないほど理解不能な状態に陥りました。ましてや一般国民にとっては、理解しようとするエネルギーを使うのも無駄と思える状況です。
権力争いはよほど楽しい事のようですね。地方議会でも小さい権力争いはあるのですが、あまりにも人間が小さい権力闘争に空いた口がふさがりません。
地方議会の先進議会としてもてはやされた伊賀市議会で、副議長選挙における不正行為が発覚し大問題となっています。
以下新聞記事
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三重県警捜査2課と伊賀署は29日、伊賀市議会の副議長選挙をめぐり金銭授受があったとして、贈賄容疑で副議長の奥邦雄容疑者(71)を、受託収賄容疑で市議の坂井悟容疑者(59)を逮捕した。奥、坂井両容疑者は同日、議員の辞職願を提出した。
逮捕容疑は、平成22年10月上旬ごろ、奥容疑者が副議長選に当選するため、他の市議へ投票の働きかけを依頼した見返りに伊賀市内で現金数十万円を坂井容疑者に贈った疑い。
副議長選は23年4月に行われ、奥容疑者は10票を集めたが落選。今年4月の副議長選に再び立候補し当選した。副議長と市議はいずれも3期目。
議会関係者によると、贈った現金は80万円で、坂井容疑者は23年の選挙の約1週間後に奥容疑者に返したという。
奥容疑者は19年4月の副議長選をめぐり、複数の議員にコロッケなどを配ったとして、市議会政治倫理審査会に問われ、「議会を混乱させた」として文書注意の処分を受けている。この影響で選挙は1カ月延期されたが、立候補はしなかった。
捜査関係者によると、24年に副議長になるまで、議長や副議長経験がなかった奥容疑者が、議長経験があり議会内で発言力を持つ坂井容疑者に多数派工作を依頼したとみられる。
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可児市議会でも正副議長になりたい議員が、年に一度だけ活発な活動をします。このことを夏の風物にたとえ「一年間議員活動を休止したように地中で眠り、夏のこの時期(役職の交代の任期は8月14日)だけ活動する蝉のような議員」はどこの議会でもいるもんですが、他でも裏では結構お金が動いている議会もあるのかなぁ?と情けない気持ちで一杯です。議長・副議長は決して名誉職などではなく、議会や市政に影響を与えることができる貴重な存在だからです。
「市民に信頼される議会」この言葉を忘れてしまった議員は、つまらない贈収賄や自己中心的な議会運営をしようとする傾向にあるようです。
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