大学の夏休みや昇先生の多忙なスケジュール、9月議会のタイトな日程により、なかなか開催出来なかった「昇ゼミ」を3カ月ぶりに行いました。
今日のゼミは1期の議員が担当し、佐々木信夫先生著「地方議員」の第9章「政策を作れる自治体へ」で、30ページに及ぶ9章をA4、7ページにうまくまとめてあり感心しました。この章では、?新しい自治体の姿 ?政策をつくる意義 ?政策をつくる方法 ?政策を評価する ?説明責任をはたすこと について書かれており、先生からはPublic Administration(行政管理)〜Public Management(行政経営)への転換、さらに小泉改革による New Public Management(民間企業における経営理念、手法、成功事例などを公共部門に適用し、そのマネジメント能力を高め、効率的で質の高い行政サービスの提供を目指すという考え方)導入が盛んになり、CS(顧客満足度)に頼りすぎてしまい本来、市場原理主義を用いることにそぐわない医療・教育・研究などの部門において間違った使われ方をしているところがある。経済の事は市場に任せてもよいが、良いものと悪いものがあることを認識しなければならない。との解説がありました。
その他、今後の議会の在り方や、団塊の世代の動向により地方財政は多きく左右され、その動向と(介護・医療等)公共施設の寿命(耐用年数50年)が同時に来ると予想される2024年から2030年にどう対応するか、FM(ファシリティーマネジメント)でその計画をしっかりと立て対応しなければならない。等の話がありました。このゼミは5年目を迎えましたが、私たちの議員としての活動の根幹となっていることは紛れもない事実です。
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