先日やっとのことで読み終えた単行本の題名は「永遠の0」、2006年に発刊された百田尚樹氏のデビュー作で、解説を含め589ページ、12章からなる大作です。この本を読む契機になったのは、あるTV番組に百田氏が出演され、国益、外交、防衛等について議論をしていた折、番組MCが「この方が、あの素晴らしい本を書いた人とは思えません」の一言で何となく興味が湧き、「永遠の0」という題名は聞いたことがあったものの、その題名から「0」というと松本清張を連想し、何となく別の想像をしていましたが、この本を読んで体が震えるくらい感動しました。
何と、そのクライマックスである第12章「流星」を、不覚にも移動中の電車の中で迎えてしまった私は、人目を気にしつつハンカチで目頭を押さえながら、1ページを読むのに相当な時間をかけ、ストレスを感じながら最後の行「・・・・ゆっくりと海の底へ沈んでいった」まで読み切ってしまいました。「あ〜あっ・・・車内で読むんじゃなかった」この時ほど後悔したことは近年ありませんでした。参議院選挙で忙しくなる前に読破出来てなによりですが、間の抜けた事をしてしまいました。
選挙が終わったら読み見直します。お勧めの一冊です。
この記事へのコメントはありません。