ひまわりのたね通信

国保運営

 平成23年8月から就任した任期2年の可児市国保運営協議会の最後の会議が開かれました。この協議会は医師3名、歯科医師1名、市議会議員4名、被保険者代表4名(可児市民)、被用者保険代表1名(岐阜県市町村共済組合事務局長)が委員となり、年数回開催されます。議会の立場からすると議員が委員に就任することは、あまり好ましいことではありませんが、事務局の要請で慣例となっているのが現状です。

 平成24年度の特別会計の事業勘定では、前期高齢者交付金の増額と保険給付費の伸びが少なかったこともあり、次年度繰越金が5億2千万円ほどになり、よって平成25年度の基金からの繰入れ予定であった2億円を補正し0とする補正案の報告がありました。ここ数年はこのように堅調に推移するようですが、その後の不透明で、医療給付委を以下に抑え且つ収納率を上げていくかが今後の課題です。
 その収納率は93.28と0.96アップしましたが、同規模の多治見市では97.04と大きく差をつけられています。その要因として「外国籍の方に国保制度が理解されず、滞納額の約2割に及ぶこと」「収納について職員OBの積極活用」などがあるとのことでした。今後は収納に関する努力と給付費を抑える施策、特に病気にならない保健活動が重要になってきます。課題であった柔道整復師給付費は指導強化や聞き取り調査により減少しています。

 先日、書店で偶然見つけた新書を読み始めましたがその題名は「医療にたかるな」村上智彦著です。なかなか面白い新書で「医療費が高い地域に同情するな」「健康意識は『施し』からは生まれない」「医療批判に隠された ごまかし」「夕張を破綻させた たかり体質」「既得権益を死守する政治・行政」等々、少々過激ではあるけれど興味深い内容となっています。本を読み終えた感想はまた後ほどしますが、医療を使う側、提供する側の意識改革が最も大切なことです。

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