ひまわりのたね通信

岩見沢駅の視察

 岩見沢での最後の視察は2007年に開業した新駅舎です。2000年に漏電で全焼してしまった駅舎を仮設駅舎から満を持して全面新築したものです。駅舎9億円、交流プラザ6億円、有料駐輪場・自由通路15億円の建設費をかけた新駅舎は、2009年11月6日に財団法人日本産業デザイン振興会主催のグッドデザイン賞で大賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。また、2010年は建築業界で国内最高峰と言われる「日本建築学会賞」を、2011年には鉄道関連デザインの国際コンペティション「ブルネル賞」をそれぞれ受賞。それ以外にも建築・鉄道関連を中心に多数の表彰を受けているほか、世界の名建築ベスト20の一つとしてライフスタイル誌へ掲載されるなど高い評価を得ているとのことですが、視察した感想を率直に報告すると「駅舎のデザインは素晴らしいけれど、使い勝手が悪そう」「交流プラザの稼働率も悪いとの報告」「広い自由通路だけど利用者が少ない」「自転車用のエスカレーターや人用のエスカレーター、4基のエレベーターが設置されており維持コストは大変だろう」等々、地元の方にその辺りを聞いてみたところ「建設費は、まちづくり交付金などの国の予算を引っ張って来たから地元負担は少額だよ、国交省出身の元官僚政治家を全面的に支援しているから大丈夫」と答えてみえましたが、そこのところはどうかなぁ?と雑然と疑問を感じました。夕張の一件もあるので財政は、もう少し慎重に考えた方がいいのでは・・・・可児駅改修の参考になりました。

       

       

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