総務企画委員会の任期も残り少なくなりましたが、委員会最後の仕事は市内で農業生産法人2社との懇談会です。市内営農者と行政の連携を深めるため、市内の農業をどうするのか意見交換を行う事を目的に企画しました。
可児市の総農家数は1,857戸、内専業151戸(専従平均年齢69歳)、認定農業者数14経営体となっており、規模も小さく将来が不安視されています。懇談会ではドリームファームさんと楽農楽人さんにお越しいただき、「各社の事業概要」「市の農業政策」「市内農業の今後」「議会への要望」などについて1時間半ほど懇談をすることが出来ました。
市内の農業は担い手の問題(高齢化であと5年続けることができるかどうか)により、耕作困難な農家が増大することによる耕作放棄地の拡大や、多額の費用がかかる農地管理、6次産業化への転換の難しさ、官民一体となった農地保全と販路拡大、高付加価値作物・商品の開発など、多くの課題が見えてきました。
行政内での横の連携不足や耕作放棄地の情報提供など、未だ官民が一体となった政策を打てていない現状も浮き彫りとなりました。懇談の内容を早急にまとめ、次期委員会へ申し送ると共に議会での対応も検討していきたいと思います。
商工会議所役員との懇談内容とはTPPだけをとっても真逆の内容となりますが、バランス良く考えて行くいい機会となりました。
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