ひまわりのたね通信

議会改革視察対応

 今日は午前に議会広報特別委員会、午後からは視察対応と、その後教育福祉委員会で(公財)岐阜県学校給食会の責任者を参考人招致して委員会開催と台風の進路を気にかけながら慌ただしい一日を過ごしました。

 委員会での雑感は内容を整理して後日報告するとして、視察対応について雑感を記述します。

 視察に来られた市の人口は48万の大都市です。議会基本条例も平成21年に制定済みですが、議会改革が思うように進んでいない現状があるようです。今回の視察テーマは「議案の賛否表の公開について」ということでしたが、議会基本条例を策定した議会で議案の賛否が公表されていない議会が存在することに驚きました。

 議会基本条例は議会と市民との契約であり議会の憲法です。市民に対して条例などで、市内での活動を制限したり、罰則を決める事が出来る権限を持つ議会が自らを律する憲法となる基本条例を制定したにもかかわらず、その原則である議会の透明性、公平性、開かれた議会運営の基本を果たす姿勢が無いのであれば、基本条例は今すぐ破棄すべきです。

 意味のない条例を改廃することが出来るのも議会の権能の一つであり、市民に対する背信行為を続けることを良しとする議会であるのであれば、議案を審議するに値しない議会と言えるのかも知れません。決して視察に来られた市議会がそのような議会であるとは思いませんが、地方議員(議会)の感違いはなかなか解決するのは難しいようです。

(解説)
地方議員(議会)の勘違いと言い訳
?国と同じく与党、野党が存在する(市長派、反市長派を与党・野党と色分けをする)・・・・2元代表制の地方政治においてこの考えはズレている
?市民の代表(市全体の奉仕者)ではなく、特定の地域、機関、政党等の代弁者としての意識が強く、国(政党)の下請け意識が強く働いてしまう。
?首長に逆らわない方が楽だ。
?選挙で当選し信任をうけているので、任期中は何をやってもいいはず。
?市民対して情報を流さない方が問題にならないし、自分の身分を担保できる。
?今までこれでやってきて問題がないから変える必要がない(出来ない、しない言い訳を並べる)
?何を提案しても「時期尚早」と言われる・・・・・改革する気が無い表れ。
等々

 議会改革を進めても市民からの反応は期待できません。自身の選挙に有利になることもありません。がしかし、この地域の未来のために、その結果が将来間違っていたとした場合、どのような経緯で、どのような議論の末結論を出したかが必ず必要になる時が来るからだと私は思います。

       

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