ひまわりのたね通信

6月議会スタート

 可児市議会6月議会定例会が始まりました。毎年6月議会は新年度予算審議が終わったばかりで、案件が少なく淡々と進むのですが今年は違います。その理由は補正予算です。

 今議会での補正額は1億3千480万円で、内1億3千万円が中学校の大規模改修事業(空調設備設置工事に係る増額修正)です。当初予算1億6千900万円であったものを2億9千900万円に変更するものです。

 3月議会で審議したばかりの予算が、職員の単純ミスで6月議会で多額の補正が出たことに議会の対応は混乱しています。当初、小中学校全校で5億円ほどで改修でき、その財源はCATV株売却益で多くを賄うとの話から、総額10億円ほどに改修費が膨らんでしまうとのことです。

 昨年の9月議会の決算審議を終へ、議会は5つの提言を執行部に提出しました。その1番目は以下の通りです。

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 1.予算編成及び執行について。予算編成においては、事業の計画と積算の精度を高め、需要が高いと認められる事業については、当初から必要な予算措置をすること。また、予算執行においては、未執行とならぬよう適正に管理すること。

 議会からの提言が全く生かされなかったことは残念でなりません。執行部は猛省すると同時に、このような単純な積算ミスが再発しないよう改善策を早急に示す必要があります。

 議会側としても今回の補正予算審議に対しては、その財源の確保や事業費が倍に膨らんでしまったことなどについて議論し、市民生活(子ども達の教育環境)に直接関係する事柄だけに慎重な審議をお願いしていきます。また、行政にありがちな責任論の回避や議会の責任についても議論を深めてもらいたいと思います。

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