ひまわりのたね通信

平成25年度決算内容は堅調だが・・・

 平成25年度決算状況について健全化判断比率から見てみると、実質赤字比率=黒字、連結赤字比率=黒字、将来負担比率=なし、資金不足比率=黒字、実質公債費比率=3.1%(前年-1.1%)となり、可児市の財政については当面心配がない状況です。(健全財政維持)

 歳入では、自主財源が減少しているものの市税は、ほぼ前年並みの99.8%となっています。依存財源は109.1%の伸びで、地方交付税などが減少したものの、国県支出金が8億5千万円伸びたことなどにより増加しています。歳入全体で102.3%となりました。

 歳出では、民生費、商工費、土木費、消防費が増加し、総務費、農林水産業費、教育費、公債費が減少しています。野球場建設や経済対策を行った結果ですが、一般会計全体で次年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支額は16億4千万円にものぼり、結果、財政調整基金に4億7千8百万円、公共施設整備基金に7億円積み立てることになりました。
 健在財政維持は認めますが、これだけの多額の予算を余らせてしまうのには、何か原因があるはずです。決算ではそこの辺りを深く追求していくことが必要です。市民サービスは低下していないか、やらなければいけない事業が手つかずのままになっていないか等、監視の目を光らせる時です。議会はよく議論をし、考えをまとめる必要があります。決算審査に期待しています。

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