ひまわりのたね通信

福島第一原発格納容器内部

 東京電力は13日、核燃料が溶け落ちた福島第1原発1号機の格納容器内部1階西側で、ロボットを使って放射線量を測定したところ、毎時7〜9.7シーベルトだったと発表しました。「なんだ10シーベルトか」と思ってはいけません。10シーベルトは1万ミリシーベルトで、人間が被爆すれば全員が即死する線量です。ちなみに日本では世界で一番甘い基準と言われている、年間20msvが許容線量となっています。

 この高線量では作業がなかなか進まないのは当然で、メルトダウンした核燃料を取り出すのは何時頃になるのか見当もつきません。そのような状況の中で原発を再稼働することは正しい判断だと言えるのか大きな疑問が残ります。少なくとも確実に福島第一原発事故処理の見通しが立ってから再稼働の判断をすべきだと思います。未来へ残すものは「豊かな経済」だけではなく、人が住める安全な国土であることは明白であり、福一の完全な事故処理と完全な除染をすることが最優先課題であることは間違いないと確信しています。

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