「議会改革はなぜ必要なんですか?」 視察対応をする中で新人議員からベテラン議員まで少なからず質問を受けることがあります。そこでいつも答える内容は「政治家の一番の末端が市町村議員であり、地域の課題や生活に対する不安、未来の姿について地方議員の立場で考え答えを出す必要があります。議会が執行部のチェックや地域要望、くちききだけをしていては明るい地域未来を創ることはできません。所謂、市長にお任せ民主主義では議会の使命、機能を十分果たしているとは言えません。また、市政運営の責任を首長や執行部にだけ押しつけ、議決機関として市民に対し説明責任を果たさない議会では地域の課題を解決することはできません。また、予算、条例、総合計画、重点事業など議会の議決責任はとても重いのです。議会改革を進め議会基本条例など議会関係例規などを常に見直し、議会機能を充実させ併せて権能を強化することが必要です。
そこで、地域課題キャリア教育支援事業が始まりました。地方に迫る暗い影、少子高齢化社会、消滅可能性都市、人口減少時代など地域の課題は増大しています「私たちは次の世代に明るい豊かな未来を残すことが出来なかったかもしれない」多くの若者が地方を離れ都市部で暮らすようになった背景には、地域社会と若い世代の繋がりが希薄になったことが大きな要因と考えています。2元代表制の地方議会は執行機関である市長と対等な関係の議事・議決機関であり、それぞれの議員が多様な市民の意見を集約し議会で十分な討議を行い、その結果を持って政策に反映させる仕組みを作る必要があります。可児市議会では今まで政策に反映することのなかった選挙権を持たない若い世代の声を政策に反映し、且つ地域の魅力を認識し愛着や当事者意識を醸成することにより、ふるさと発展に寄与する人材を育成することを目的にこの事業を行っています」
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