山梨県議会の愚行に関する報道がありました。耳を疑う内容で、地方議会としての責任を放棄した今回の行為は、議会自らがその存在を否定するもので、考えられない愚行です。こんな議会は即刻解散すべきです。
以下報道記事
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山梨県議会の2月定例会は最終日の23日、自民系の2会派の対立に伴って議長の不信任動議が可決され、審議が空転。本会議を再開できないまま流会した。総額約4662億円の2016年度一般会計当初予算案など51議案がすべて廃案になった。
全国都道府県議会議長会によると、都道府県議会が流会となった例はデータのある07年1月〜13年6月に滋賀県など3件あるが、一般会計当初予算案が審議される3月に流会となった例はないという。
山梨県議会で自民系県議団は最大会派「自由民主党」と第2会派「自由民主党山親会」に分かれている。この日、第2会派の県議が「特定の会派に偏った議会運営が続けられている」などとして、最大会派出身の石井脩徳議長の不信任動議を提出。民主系議員らも賛成して可決された。だが、石井議長がそのまま議事を進めたため、過半数の議員が退席。議会会議規則で定められた午後5時までに一部の議員は戻ったが、石井議長が議場に戻らず会期の延長がされなかったため、時間切れとなり流会した。
県議会事務局によると、議案は知事が地方自治法に基づく専決処分で決めて、後で議会の承認を得るか、臨時議会を開いて審議するしかないという。今後、知事が方針を決める。
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今回の件で妥当な取り扱いは専決処分です。知事は、このような議員の勝手な都合により最も大切な議決責任を果たさず、ましてその議案は新年度予算を含む全議案の審議ができずに流会となるような議会を再度招集するなど不必要。専決処分が最良の手段です。執行部はこのような愚行に対して断固たる処置をするべきです。情けない議会ですね。
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