那覇市議会が迷走しています。私たちの仲間である前泊議員も四苦八苦しているようですが、4回目の議長辞職勧告決議案可決は異常ですね。ここで一言物申すのであれば、那覇市議会基本条例前文及び条例全文を議場で朗読すれば感じるとところがあるのではないでしょうか。
那覇市議会 議会基本条例前文
那覇市は、かつて琉球王府が存する万国津梁の交流拠点として、
アジア諸国との交易で栄え、独自の文化圏を形成した。明治の廃藩
置県後、他府県に遅れて大正10年に市制施行となり、那覇市議会が
設置された。その後、悲惨を極めた沖縄戦と27年間に及ぶ米国施政
権下を経て、昭和47年の本土復帰により、日本国憲法及び地方自治
法に基づく自治体及び議会として再出発し、現在に至っている。
この間、恒久平和を希求し、住民の権利と自治を獲得するための
先人の労苦は計り知れず、行政と議会が車の両輪となって、市民と
ともに幾多の苦難を乗り越えながら、今日の市政を築いてきた。
那覇市議会は、この先人の尊い歩みと精神を踏まえ、県都の言論
の府として、県内議会の先導的役割を担ってきたところである。
昨今、地域主権改革が叫ばれる中で、二元代表制の一翼を担う議
会の役割と責務がこれまで以上に増大している。市民の代表機関で
ある議会が、市長とともに市政の発展と市民福祉の向上に対する責
務を負うことは当然のこととして、新たな時代にふさわしい議会の
構築が求められている。
このため、那覇市議会は、会派及び議員個々の立場の違いを超え
て、執行機関の監視及び評価機能の強化拡充を図るとともに、議員
間 の 自 由 闊 達 な 討 議 に よ り 積 極 的 な 政 策 立 案 及 び 政 策 提 言 を 行 う
議会へと自らを改革していかなければならない。
さらに、市民の積極的な参加と協働のもと、公平・公正にして透
明性のある合議体としての議会づくりを通して、市民の多様な意見
を反映でき、市民に開かれ信頼される議会へと成長発展していく必
要がある。
よって、那覇市議会は、日本国憲法及び地方自治法の精神に基づ
き、議会の基本理念、議会及び議員の責務と活動原則、市民との関
係、執行機関との関係等を明確に定め、市民と行政の架け橋となる
「地方自治の津梁」たるべく、議会及び議員としての不断の努力を通
して、市民の負託に応えることを決意し、本条例を制定する。
この前文を忘れちゃったのかな? 議会基本条例は議会の憲法のはずですが・・・
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