「議会改革をはじめました」よく耳にする言葉ですが、行政改革により無駄を削減したり行政評価を分かり易く公表したり、その結果は市政や市民生活に直結するもですが、そもそも議会改革とは、今まで何もしてこなかった議会が議事機関として、市政の監視と評価を真摯に行うことで、何かを改革している訳ではありません。つまり、当たり前の事をするための体制整備を行っているわけで、威張って言えるものではありません。その監視と評価をより質の高いものにするため、市民(主権者)の多様な意見を聴取・集約し市の政策に生かしていこうとするものです。その大前提として、決算認定と予算審議をより精度の高いものとし、そこに議会として市民から聴取した意見を反映させることにより、市民福祉の向上が図られたかが議会の評価に繋がるわけです。すなわち、執行部と議会が機関善政競争することにより、いかに市民満足度を向上させることができるかが鍵です。ここ数年、議会改革の視察対応や講演を行ってきましたが、基本の基本を理解していない議員や議会が多いことに驚きます。議員意識を変えさせることは容易ではありません。善良な市民の皆さんの監視の目が足りていないことも事実です。そんなことを感じた昨日でした。
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