ひまわりのたね通信

六戸町の電子投票

 春の花いっぱい運動は相変わらずの煙草の吸殻集めです。全ての喫煙者ではないと思いますが、喫煙者のマナーは一向に変わらないようです。

 今回の視察の最終は六戸町で電子投票の現状を学んできました。14年前に可児市が行った電子投票は機器の不具合で見事に失敗し、2年後に最高裁にて上告棄却され選挙無効が決まりました。当時はクライアントサーバ方式を用いていたようで、複数の投票所で温度上昇によりサーバーがオーバーヒートして投票できない市民が出たようです。六戸町のように投票機が単体で独立しているスタンドアローン方式であったなら、あのような事にはことにはならなかったのではないでしょうか。今回の視察で感じたことは、町村議員や首長選挙では現時点の電子投票は有効な面もあるけれど、多人数の候補者が立候補する選挙ではシステム上厳しい面があります。現状のモニターでは20人以上が立候補した場合、画面に収まりきれないからです。また、死亡や辞職等による急な選挙には対応することが出来ません。それにより岡山県新見市は電子投票が出来ませんでした。今後、電子投票に戻すかは不透明です。また、現状では全ての経緯を足すと高くついてしまいます。字を書くことが出来ない市民の投票機会を作ることは大切なことですが、不在者投票等も対象にならないため現状でのメリットは大きいとは言えません。可児市は、当時なぜ電子投票を導入したか詳細はわかりませんが、現状でのメリットは少ないのかもしれません。もう少し慎重に調査を続けます。六戸町の皆さん、丁寧な視察対応をありがとうございました。

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