ひまわりのたね通信

熊本市議会の女性市議の行動について

昨日は議員OBの会総会と懇親会に出席しました。参加された議員OBの皆さんと3役OBの皆さん全ての方と話をすることができました。今後の議会運営についても大きなヒントをいただけました。
熊本市議会で女性議員が生後7か月の実子を抱いたまま許可なく議席に着席し、議長や議員との話し合いで開会が40分遅れたとの報道がありました。女性が活躍する社会を作ることは何も国だけで考える問題ではなく、地方政府である自治体(議会)で議論し条例や規則を整備していくべき問題ですが、今回の女性議員の行動の経緯や事前の話し合いの内容は分かりませんが、一部理解は出来てもただの「我儘」としか映りません。権力者である議員が、自分の都合を最優先させ議会を混乱させ、結果、市長をはじめ執行機関にも多大な迷惑をかけてしまいました。制度やルールの整備もなく勝手な行動をとることは我儘以外の何物でもありません。執行部側の女性職員は制度がない以上そのような事は出来ません。また、職場に乳幼児を連れてくることが許可される場合は限られています。ましてや熊本市議会議員の報酬は月674,000円、年間で1,100万円ほど、月20万円の政務活動費までも支給されています。高給取りの非常勤特別職という身分を忘れてはいけません。勝手な行動する前に子育てする女性に対する仕組みを提案するのが市議としての使命です。出来ることから解決していくことが市議としての大きな仕事のひとつです。今回の行動は目立ちはしましたが給料分の仕事をすることが最優先です。民衆の敵でも子供は主夫として夫が家事をしています。家族内で支え合うことが先ず必要なのではないでしょうか。可児市議会では会議規則を変更し以下のような条文を作りました。

(欠席の届出)
第2条 議員は、疾病、出産その他事故のため出席できないときは、その理由を付け、当日の開議時刻までに議長に届け出なければならない。

議員の産休・育休に繋がる条文です。ママさん議会などの取組みからも女性の社会参加の重要性を理解しているからこそ、制度、ルールを作って行くのは議員であり議会のミッションです。

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