25回目になる名鉄広見線活性化協議会に可児市議会議長として出席しました。私の一般質問で大きく取り上げられた広見線(新可児ー御嵩間)の廃線問題を協議する場は今後も続いていきます。何をしても利用者の減少に歯止めをかけることは出来ませんが、住民の貴重な足となる同線の存続はこの地域にとっても大きな課題です。特に高齢者や高校へ通う学生にとっては切実な問題です。一方、活性協で行っていることは原因病巣にメスを入れることが出来ず、毛細血管の延命治療を続けているだけで、事業者の判断によって何時廃線になってもおかしくない状況です。御嵩町側からの何らかの大きな決断が期待されるところです。可児市としては岐阜医療科学大学の誘致や駅前の拠点施設の開館、東部インターチェンジ付近の開発など、広見線(犬山ー御嵩間)周辺での大型プロジェクトが進行中です。今後、庁舎の移転を考えている御嵩町にも町としての大型プロジェクトを是非成功させてもらいたいと思います。2年連続で出生数が100万人を切ってしまうような状況で高校を維持することも将来的には厳しいと思われる中、地域力を向上させることによってこの危機を乗り越えることが必要です。広域で物事を考え、自治体間の縄張り意識は排除していかなければ新しいまちづくりは上手くいかないでしょう。
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