ひまわりのたね通信

研修の報告

今回の研修ではスペシャルゲストとしてマニフェスト大賞の協賛企業であり、研修大会の会場を無料貸与してくれた株式会社メディドウの藤田社長の講演会から始まった。藤田氏は1973年に徳島県・旧木頭村で生まれ、高校卒業と同時に徳島県を離れ、大学3年時に事業を始めた。株式会社メディアドゥは2013年に株式を公開し、2016年に東京証券取引所市場第一部に市場変更致した会社だ。主な事業は電子書籍事業を行っているほぼ全ての日本の出版社と、ほぼ全ての電子書店と直接契約し、「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人に届けること。」を事業理念に電子書籍の卸を行う、“電子書籍流通事業”を行っている。特に日本の代表的な文化と言える漫画本に主力を置いている。また、過疎化する地方への貢献にも力を入れており、 2017年3月に藤田氏の出身地である徳島県内で約50年の歴史を持つシステム開発会社、テック情報株式会社とその子会社である株式会社徳島データサービスと3社で、メディアドゥの子会社となるこの「株式会社メディアドゥテック徳島」を設立致した。徳島では古里・木頭の旧北川小学校校舎に、30万冊超の漫画本を集めた世界最大規模の漫画図書館を開設する準備を進めている。ユズの加工販売事業など、藤田氏が力を入れる古里活性化への貢献の一環で、町と連携しながら、藤田氏個人の出資で事業に着手する方針。「地域のシンボルとして世界中から多くの人が訪れる施設」とするのが目標で、2018年度末までの完成を目指している。また同地に森の図書館構想を掲げ、地域の里山の森に木造建築の図書館を作る構想が進んでいる。これこそ企業が地域と一体となって進める地方創生ではないかと思う。可児市立図書館も諸問題を抱えているが、完成したらぜひ視察に訪問してみたい。
その他、市の職員が昼休みの時間を使ってランチを取りながら月1回法務の勉強をする法務でランチや。鶴ヶ島市議会では蔵書の整理し市図書館と連携。図書室を市民との交流の場にし、議会図書館にまちライブラリーを設置。映画鑑賞を実施。図書室委員会を設置した事例。
議会でLGBT対策を行い勉協会・意見交換会の開催し一般質問や講演会を開催しLGBT当事者の声が届き始めた事例。
奈良県では人口の190万人を超える200万人の外国人旅行者などに対する外国人専用避難所の設置をした事例。今後は200万人を超える外国人観光客の避難者カードはどうするかいった課題があがった。可児市においては定住外国人に対する避難所の問題があり今後調査研究が不可欠となる。
会派要望を出す前に事業の廃止・縮小・見直しを議論し、会派要望提案金額をマイナスにした事例では、今までにない取組みで興味深く聞かせてもらった。
町内会がつなぐ鳥獣被害対策、解体・皮はぎ製品化。ジビエを味わい、皮をレザークラフト教室で使用し将来は販売するという画期的な町内会活動の紹介があった。
市役所窓口の繁忙期に市民サービスが低下する(待ち時間)ことを解消するため住所変更等、繁忙期の待ち時間を短縮することに成功した。現場主体で取組み、全庁的に取り組んだ。幹部職員を巻き込み職員・予算不足を補った。職員全体の改革として取り組み区役所内応援職員、案内職員を増員した結果だ。
若者が意見を言える年は発展可能性都市。高校生からの5つの陳情二つ採択(授業で)等高校生と地域や企業、議会や行政などが様々な取り組みをしている。江藤先生から「これか活動の起点は可児市議会で到達点も可児市議会である」との評価を得た。犬山市議会の市民フリースピーチ制度がマニフェスト大賞となったが、審査員からは「お隣が可児市で共に善政競争が始まった素晴らしい事例だ」との発言があった。

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