ひまわりのたね通信

30年ぶりに放射線物理学の復習

  X線、α線、β線、γ線、中性子線・・・・グレイ(Gy)、Sv(シーベルト)、Bq(ベクレル)・・・・炭素、カリウム、マンガン、コバルト、クリプトン、ストロンチウム、テクネチウム、ヨウ素、セシウム、ラジウム、ラドン、プルトニウム等々、30年前の記憶をたどりながら放射線物理学の復習を始めました。

  がれき問題や原発の再起動の問題を慎重に判断するために復習を始めましたが、政治がこれらの判断をするには、その政治家がどのレベルの知識を持って判断するのかが大きな問題となります。

  がれき処理に対する札幌市の判断は以下の通り


東日本大震災で発生したがれきの受け入れについて、札幌市の上田文雄市長は4日、国の示した基準では「受け入れられない」とする文書を細野豪志環境相あてに発送した。環境省が6日を回答期限に、都道府県や政令指定都市に受け入れに関する報告を求めていたが、上田市長は「安全の保証が得られる状況にない」としている。

 上田市長は市のホームページで「現在は焼却後1キロあたり8千ベクレル以下なら埋め立て可能な基準」とする国の基準や説明について、「『この数値は果たして、安全性の確証が得られるのか』というのが、多くの市民が抱く素朴な疑問」と主張。他の自治体によるがれきの受け入れ開始については、その基準に対し「本当に安全なのか、科学的根拠を示すことができてはいないようです」と指摘している。

 これまで上田市長は「放射性物質が付着しないがれきは当然受け入れる」との考えを示し、回答書では「安全に処理することが可能な災害廃棄物は、受け入れの用意がある」とするなど、受け入れるがれきに確実な安全性を求めている。昨年4月1日から今月4日まで市に寄せられた意見は、がれき受け入れ反対が1148件、賛成435件、その他34件だった。

  現在、可児市も同様の姿勢を示していますが、ほとんどの自治体が表現は違えど同じ立場をとっていると思います。
  政府も国民も放射線に対する知識が乏しいことが大きな原因であり、ましてや政治家や公務員は放射線に対する知識が一般人よりは、多くの知識を持っていなければ説明責任を果たすことは出来ません。

  汚染水の垂れ流しによる海洋汚染(魚介類の汚染)はひた隠し、土壌汚染も見て見ないふり、会議議事録(会議記録)を故意に残さないなど、政府に関する不信が山積したなかで、原発再起動やがれき処理の基準値に対する疑問など、払拭できる状態ではありません。政治不信がここまで国を駄目にするとは・・・・・・

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

カテゴリー

過去記事

PAGE TOP