WBA、WBC・・・何も統一チャンピオンを作らずとも、それぞれ2人のチャンピオンがいて良かったのに」試合終了後に感動のあまり、こうつぶやきました。今日の世界ミニマム級の王者決定戦は史上初の日本人対決で、ボクシングを楽しむというより、その試合の素晴らしさに最終ラウンド途中から熱いものがこみ上げるほど胸を打つ試合でした。
勝った井岡選手には手放しの賛辞を、負けた八重樫選手には心からの労いを送りたいと思います。
一方、今日の議会運営委員会ではボクシングの試合とは逆に、情けない気持ちと申し訳ない気持ちで熱いものがこみ上げてきました。
議員(地方議員)は選挙で当選し、その身分を得てから365日議員です。公職選挙法や政治資金規正法などをはじめ、憲法、地方自治法、条例、会議規則や先例、申し合わせなど規則の上に成り立っています。特権ともいえる非常勤の特別職公務員として、どこにいてもどんな時でもその自覚が必要であることは明白であるにも係わらず、「議員も一市民だから・・・」などという自分勝手なご都合主義をもつ議員が未だ存在すること自体に空いた口がふさがりません。
議会改革を唱える議会の議員として、あまりにも稚拙な発想と行動に対して、いよいよ議会も堪忍袋の緒が切れた状態となりました。このような現実は受け止めた上で改革を進めてきましたが、予想以上のモラルの低さに驚くばかりです。議会基本条例の前に議員倫理条例(規定)や懲罰規定を制定するべきだったのか・・・・と考え込んでしまい、ほんとに残念ですが、これもまた現実です。
無責任な議員と比較したら両チャンピオンには大変失礼ですが、目がしらにこみ上げてくる感情は、こんなにも大きな意味合いの違いがあるということを実感した一日でした。
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