可茂公設地方卸売市場組合議会と花フェスタ記念公園運営協働会議が同時間からの開催となり、会議の内容では花フェスタなのですが、優先順位からいくと市場の組合を選択せざるを得ず先ずは美濃加茂へ行き、組合の規約一部変更の議案に「異議なし」と一言、約5分で会議は終了し急いで花フェスタ記念公園へ向かいました。
30分ほどの遅刻で会議に途中参加することが出来ました。平成24年度の決算は4千4百万ほどの赤字で前年度より悪化していました。施設管理費(修繕費増)の増加によるものですが、それを考慮したとしても利益が出る運営とはなっていないようです。運営する会社がイビデンだから出来るのでしょうが、このままでは次の指定管理は厳しい状況となります。
事業者サイドも懸命に努力をしていますが、それが入園者数に反映されていないのが現状です。
民間で運営してきたこの2年で感じたことは、せっかく公募により民間事業者に運営を委託したのにその良さが出ていないことです。そこには県営公園としての県からの高い規制の壁が存在するからです。たとえば入場料金ですが、期間を設定して金額を変えていますが、何分ハウス栽培ではないバラの開花をコントロールすることは至難の技で、それこそ「天気に聞いてくれ」です。来場者から「バラも咲いていないのに1000円取られた。詐欺だ」との苦情も寄せられている現状ですが、県の許可が無くては自由に料金を設定することができません。バラ以外に楽しむものが少なく、バラ一本に頼り切っている現状ではこれらの苦情も仕方がないところですが、私は「たとえば入場料について、3分咲きで300円、5分で500円、7分で700円、雨の日は半額など、その日その日で臨機応変に対応できるよう県の規制を取り払うべきだ。先般、武雄図書館に視察に行ったが、運営を行っている民間事業者と行政がよく話し合い、信頼関係の中で運営のすべてを事業者に任せている。結果、利用者に対するサービスは格段に向上しており、経費を削減すると同時に利用者は月10万人となっている。なばなの里についてももっと研究すべきだ。公園を利用する年齢層が高すぎる。もっと若い世代が足を運んでくれる企画を入れるべき。「道の駅かにって」はけっして条件がいい場所にあるとは言えない所で大幅な黒字経営を行っているが違いは何かを研究すべき。昨年も述べたが、フェイスブックなどの情報ツールを何故使わないのか大きな疑問だ。民間事業者としては対応が遅すぎるのではないか。県・可児市など行政側からの協力体制が出来ていない。学術面でも評価の高いこの公園を学校でもっと利用すべきだ。市内で2校ほどしか遠足での利用がないのはいかがなものか。昭和村の運営が名鉄に変わり非常に評判が悪いが、県の指定管理者公募に問題はないのか」等々、意見や質問を行いましたが、明快な回答は得られませんでしたが、今後もこの公園を注視していきます。
ボランティアグループの方で、今年もドイツまで行きバラ園を視察され、これでほぼ全ての世界中のバラ園を見終えたローズソサエティーの西田さんが語るこの公園の素晴らしさと彼女の熱意、行動力に勝るものはありません。行政の方々には是非見習ってもらいたいものですね。
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