午前中に山県市議会の特別委員会メンバーが、インター周辺の開発状況について視察に来可されました。1時間半ほど議会事務局、建設部長、建築指導、都市計画、地域振興の各課と広見東連絡所長の大人数で丁寧に対応しました。
地域を良くするためには視察も必要です。こちらから行く場合は相手先に極力迷惑をかけないように気を使い、積極的に質疑をしていますが、来られる場合は、おもてなしの心で、できる限り紳士的に対応し何かを持ち帰ってもらえるよう考えています。可児市では執行部の協力もあり、視察の受入れを積極的に行っています。私の担当は「議会改革」ですが、視察対応をするたびに自身のスキルがアップしていることが実感できます。
午後からは犬山市議会の議員研修会にお邪魔しました。犬山市議会さんからは研修があるたびにお誘いをいただいており、その気遣いに頭が下がります。
今回の研修は「全国に広がる地方議会改革」〜住民・行政・議会、三者の関係から見えてくるもの〜と題し、元栗山町議会事務局長・東京財団研究員・早稲田大学マニフェスト研究所客員研究員・第30次地方制度調査委員の中尾修氏が講演されました。
私自身2度目の聴講ですが、結論は「議会は地方自治法を使いこなすため、議員の議案審議をする力を培うべき」「執行部提案議案は全て100%の完成度であるか?修正・否決はあって当たり前」「市民は議会が結論を出す前に意見を言いたがっている」「一般質問など議論が噛み合っていない原因は、往々にして議員側に問題がある、答弁者の執行部は的を持って歩いて、議員の的外れな質問に的を合わせている。大変苦慮している」といったところです。これらのことを可児市議会の改革に活かしていきます。
夜は広見地区社協の理事会に出席しました。高齢者移送サービスが始まって約2か月半となり、利用回数は述べ45回となりました。若干、利用者側の問題も見えてきたり、病院での待機時間が数時間かかったりと、改善点が多く見つかりました。
私からは「あくまでもボランティアが行う福祉事業であるので、全ての要望に応えようとすると無理がくる。また、利用者側の過度な要望は受け入れてはいけない。利用者が重複した場合、どちらかを選ぶことも必要で、その際、早いもの勝ちではなく、困っている度合いによって選別することも必要だ。利用前の状況など個人カルテの作成が必要ではないか」などの意見を話させてもらいました。これから先、利用者は増える一方です。長く続けることが大切で、その困っていることの全部に対して対応することが出来ればいいのですが、それは些かむりがあります。たとえ10%でも20%でも軽減してあげることが地域福祉であると考えています。
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