可児市大森地内(欅ヶ丘内)の山林に点在する大森奥山湿地の視察を会派で行い、環境課、文化財課の案内説明を受けました。
同地には宅地開発が予定されていることや、リニアが地下を走行することになっており、湿地内に自生する希少生物への影響が懸念されます。サギソウ、シデコブシ、ヒメタイコウチ、ヒメヒカゲ、ハッチョウトンボ等絶滅危惧種・準絶滅危惧種に指定されている動生物も生息しています。
現場は幹線道路のすぐ近くなので軽い気持ちで参加しましたが、道なき道を草木かき分け現場へ到着しました。今年は降雨が少なく湿地の水も少ない状況とのことでしたが、長靴が埋まってしまうほどの湿地帯で結構大変です。湿地ではサギソウやハッチョウトンボ(オス赤・メス黄)、ヒメタイオウチなどを観察することができました。
その後、開発エリア内に点在する鎌倉時代の窯跡を視察しました。人口が減少する中、宅地開発も市の発展には必要な事ですが、このような自然や文化財を守っていくことも大切な事です。今後も湿地帯保全のために注視していきたいと思います。
サギソウ
ハッチョウトンボ オス
ハッチョウトンボ オス
ハッチョウトンボ メス
白い石の下にヒメタイコウチ
湿地
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