付託された議案が少なく議案審議は素早く終わりましたが、全体の事前質疑で「とうのう病院」の現状と今後が報告されました。今年9月から開設された地域包括ケア病棟53床は未使用病棟を利用し、退院し在宅で療養することを目的に相談、治療、リハビリを行うものです。また、決まったわけではありませんが、現在常勤となっている小児科医が退職をするようで、来年4月からの小児科の診療に対し暗雲がかかってきました。常勤医が確保できないとなると10万都市で入院可能な小児科病院がなくなることになります。何としても医師確保をお願いしたいのですが、全国でも不足している小児科をそう簡単に確保できるとは思えません。市としても有効な策を持っていないのが現状で、子育て日本一を掲げる可児市にとっては残念なこととなりそうです。
予算決算委員会分科会では「有害鳥獣対策」「鉄道路線維持事業」「道路改良事業」「学校生活におけるサポート体制の充実」について提言をまとめることができました。平成28年度予算に対して執行部がどのような対策を考えてくるかは予算書を見るまでわかりませんが、委員会としても全体会議で最終案を取りまとめ合意したい4項目です。議会も終盤となりました。最後まで気を抜かず最終本会議を迎えたいと思います。
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