本会議最終日と議会運営委員会を午前中に済ませ、午後から誠颯会・公明会派12人で可児市大萱のリニア建設現場へ出かけました。地域の方々とリニアが地上走行する場所に地域の要望で、赤い中心杭と黄色い側杭が打たれ現場確認を視察しました。杭が打たれより明確になった地上走行場所には、可児の歴史と文化が詰まった美濃桃山陶の聖地である古窯跡群や、この地を愛し何代にもわたって作陶をはじめこの地で生活をしている方々。また、10年ほど前まで土葬をしていた先祖代々の墓地があり、その真上をリニアが通るため墓地の移転を余儀なくされる現状を確認してきました。
JR東海の理不尽で不親切な対応に対する怒りもあり、用地交渉はとても厳しいことが予想されます。可児市議会ではあくまでもリニアの地下走行を希望していき姿勢は変わりませんが、改めて視察をし地域の声を聴き、この地を地上走行するすることへの懸念は大きくなりました。今後も地元の方々、事業者、国、県との懇談と要望活動を進めていきます。3時間かけて現地視察を終へ発掘調査中の古窯跡を見学しこの日の活動を終えました。悩ましい問題です。
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