おひまちとは、村の近隣の仲間が特定の日に集まり,夜を徹してこもり明かす行事で、家々で交代に宿をつとめ,各家から主人または主婦が1人ずつ参加する小規模の信仰行事で,飲食をともにして,楽しくすごすのがふつうで、神祭の忌籠(いみごもり)には,夜明けをもって終了するという形があり,日待もその一例になります。日の出を待って夜明しをするので日待というといわれ、宗教的な講の集会を一般に日待と呼ぶこともあり、集りの日取りにより,甲子待(きのえねまち),庚申待(こうしんまち)などと称していますが,十九夜待,二十三夜待,二十六夜待などは月の出を拝む行事で,日待と区別して月待と呼びます。
生活のほとんどすべてが自然の力にゆだねられていた時代、人々は実に敬虔な気持ちをもって自然に接しました。もちろん太陽にたいしても信仰は篤く、「日祭り」が行われました。
そのなごりで、広見地区の自治会では、新年会を兼ねておひまちが行われます。その数は15地区、その他の新年会を加えるとざっと25の宴席を回ることとなります。今日は末広1、末広2町内会をはじめ4ヶ所。ピークは10日で、出初式-成人式の間の昼に8ヶ所、夜に4ヶ所を回り、あまり時間のない中、地域の皆さんと交流します。地方創成に関わる市の総合戦略や、広見〜広見東部〜中恵土地区の開発や動向、今後のまちづくりなど短い時間で話をさせていただきますが、広見村木地区が私の子ども時代のように活気ある地区へと再生するため、また新たな仕掛けをしていこうと思います。防犯灯のLED化もその一つですが、ゾーン30などを含む車の規制、可児川周辺に若者が集う地区の創設、子育て世代の居住推進などを進めていきます。広見地区は市役所があり交通の拠点・結節点としても中心市街地としての機能を持つ地域です。医療や介護施設、保育園・幼稚園、子育てに関する支援施設や図書館など、また、買い物をする場所も充実しています。こような便利な地域が少子高齢化、人口減少の波にのみ込まれ埋没していく現状にストップをかけるために今後も積極的に活動していきます。しかし、これらを進めるには地域の理解と協力がなければ何も実現しません。みなさんの更なる理解と協力をお願いします。
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