8月30日に始まった9月議会は明日最終日を迎えます。決算審査にて4つの提言がまとまったことと、委員会で3つの意見書がまとまりました。今年の決算議会も中身の濃い議論が出来たと思います。議会が閉会したとはいえ、閉会中の忙しさは相変わらずで、10月だけで、地域や学校関連行事に加え11の議会の視察対応、2回の東京出張、熊本震災の視察など会期中の方が落ち着いて議員活動ができる感があります。
また地方議会議員の不祥事が発覚しました。しかも、可児市議会を含め多くの議会がリスペクトする会津若松市議会で、新人議員が妻の生活保護費の不正受給を主導したとの嫌疑が掛かり逮捕されるという事態です。7月に妻は市当局から告発されており、調べて行くうちに妻の証言から逮捕に至ったようです。妻が逮捕されたこと自体が問題です。その時に100条委員会を設置し議会も調査に乗り出すべきだったと思いますが、何らかの理由で様子を見ていたのかもしれません。議会改革のトップランナーである議会の不祥事は、議員個人の不祥事であってもその影響はとても大きいものがあります。懇意にしていただいている会津若松市議会目黒議長は、清廉潔白、質実剛健という言葉がピッタリな会津魂をもった方です。個人的にもリスペクトしていますが、今回の件は議長ご本人としても大きな衝撃を受けられたのではないかと、とても心配です。このような議員が誕生してしまった背景について少し調べてみようと思います。少なからず選ぶ側の責任ということも痛感しました。今日の議会運営委員会で、最近の地方議会の不祥事に触れ、議会運営委員長として「可児市議会にはグレーゾーンは存在しない。ダメなものはダメ。白と黒をはっきりとしてきたし、今後は更に強化する。議員の資質向上に向け基本条例、倫理規定に則り議員倫理を徹底する」と宣言しましました。当たり前のことですが、それが出来ない議会や議員が存在することも事実です。議会改革でトップランナーの仲間入りをした議会として、その自覚を促すことは当然なことです。
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